よく着る服の色は、心の状態を映し出している

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
あなたの持っている洋服の数々を、思い浮かべてください。
最近よく買う色、以前は好んで着ていたのに着なくなった色、着てみたいけど勇気が出ない色、いろいろあると思います。
今現在のあなたが、もっとも多く着ている色は、何色ですか?もちろん、自ら好んでセレクトしている色です。
この記事の目次
黒い衣装は鎧!?
昔の私は、黒ばっかりでした。明るい色が苦手で抵抗感が強く、白も着られないし、持ち物も全部が黒。若い人も、黒を好む傾向にありますよね。
実は黒って【傷つきたくない症候群】の表れなんです。弱さを悟られまい、強くありたい、と思う気持ちが反映すると、黒がメインになります。
舐められたくない、という意味もあるので、威厳を示す色でもあるんですね。
でも本当は殻に閉じこもりがちで、人と深く関わって傷つくのが怖い。デリケートな精神状態を表す色なんです。
逆手に取れば、あまり心情を悟られたくないときや、本心を出したくないときに選ぶと、自分自身に対してもそういう効果が期待できます。
ミステリアスな印象を与えることも
また、色気を出したいとき、ミステリアスな雰囲気を作りたいときにも、黒は効果的です。
だから、モノクロの写真は魅力があるし、黒いドレスばかり着るホステスはどこか謎めいた部分を感じるのですね。
その奥に秘めた【何か】を見てみたい、という心理になるのです。
喪服の女性が色っぽく見えるのも、そういった効果の上にさらに憂いを帯びているので、余計に魅力的に映る効果が倍増されるから、なんですね。
現在の私が黒を選ぶときは、「本心を言ったら大変だろうなあ」と思う場面が多いです。
福祉事業でお声がけいただく講演会では、ほぼ100%の確率で、黒。
本音をさらけ出したら、専門家の方々と間違いなくバトルになるので、自分への鎮静としてチョイスすることが多いです(笑)
元ホステスとしてのセミナーで黒を着ているときは、女の面を押し出したいときですね。
白い衣装はトラブルが多くなる!?
白は、誠実さや清潔感、純粋さを表す色でもあります。結婚式の衣装に純白が多いのも、こうした理由があるからですね。
これから新たに人生を踏み出す者として、互いに誠実であり、一緒に作り上げていこう、という意味が込められています。
が、日々選択する衣装で白がメインになっている場合は、ちょっと注意が必要です。
不正に嫌悪感を抱く傾向が強くなっていたり、常に正しくあろうとする気持ちが強すぎたりしている可能性があります。
その心構え自体は悪くないけれど、あまりにも強すぎると、人間関係に弊害が生じます。
遊びの部分がない状態、つまり潔癖な状態なので、許せないことが多く、トラブルになりがち。
また、自分に対して【常に正しくあろう】とする姿勢は、強すぎると相手にも必然的に求める傾向にあります。
物事のジャッジが正誤になっているので、間違った(と自分がジャッジした)ことを排他的に扱い勝ちになってしまうのですね。
生理の日に限って白い衣装を選びがち!?
女性の場合、生理のときに白を着る人も、意外と多いのです。避けたい色であるはずなんですが、これもまた心理。
生理に対する抵抗や嫌悪感があると、それを払拭しようと無意識に選んでしまったりします。
実はこれ、お客様に指摘されたことなんです。私が白のスーツを着てるとき、

と言われたことがあります(今考えると、デリケートな話に土足侵入ですね笑)
でもその通りで、それから意識してみていると、本当にそういう女性が多いことに気づきました。
人の心理っておもしろいなあ、と思ったエピソードでもあります。
礼儀正しさ&品を表すなら白一択!
マナー講師は、白を選ぶ人が多いです。これは、常に礼儀正しくありたいという気持ちの表れでもあります。
また、そういうイメージに見せるために選ぶ場合も多く、清潔感と相まって相乗効果があるからですね。そういった意味では、白は非常に有効です。
接待等、大事なお客様と接する際に選ぶといいですね。着物だとなおさら、白の良さが引き立ちます。品のある日本美人を演出できるからです。
真珠が女性に人気なのも、品のある女性らしさが演出できるからですね。
黒真珠は、意外と扱いやコーディネートが難しいので、やはり白のほうが好まれます。
ホステス独特の雰囲気を抑えたいときには、白いスーツやドレスを選ぶと、意外と緩和されます。あ、デザインにもよります(笑)
普段遣いよりも、ここぞ!というときのほうが、白は効果的です。
赤い衣装は情緒不安定!?
赤が多い場合は、活力に満ちているとき。何かに情熱を傾けていたり、好奇心旺盛で積極的な心理状態を表しています。
裏を返せば、少々感情的なときでもあるので、メンタル面は比較的不安定。ただし、そこで赤を選べるくらいなので、嫌なことがあってもすぐに忘れます。
赤は、女性の肌をとてもきれいに見せてくれる色で、勝負下着を赤にすると、とても艶かしいイメージを演出できます。
気むずかしい相手と会うと分かっているときには、逆に避けたほうがいい色です。
自由奔放さや感情起伏などのデメリット面を受け取られがちになり、パッと見の雰囲気でジャッジされてしまうことがあります。
パーティーなどの華やかな場では、とても引き立ててくれる色です
黄色の衣装は自尊心が高くないと着れない!?
黄色が多い場合は、心身共に健康で、自尊心が高いとき。
甘えることもできるし、人に振り回されないものも持っているので、自己中と言われることもあるかもしれません。少数派、としたのは、

など、外因的理由で増やすことができない場合があるからですね。また、危険を意味するアピール度の高い色でもあるため、無意識に避けようとする心理も働きます。
本当に目立ちたいなら、赤の次に目立つのは、鮮やかな黄色です。ただし、年配の方にはあまりウケがよくない可能性もあります。
緑の衣装は安心感!
緑は、謙虚な気持ちが強く、穏やかな精神状態を表しています。
着物でうっすらとした緑や深緑を選ぶホステスさんもいますが、やはり安心感を与えるにはいい色ですね。
争いを嫌い、調和を好む姿勢が伝わりやすい色なので、品のいい若々しさが伝わります。
ただし、黄色人種の日本人にとっては、意外と扱いづらい色でもあるのは事実。
セレクトする緑の色合いやデザイン、着こなしによっては、逆効果になる可能性大です。
青い衣装は理性や賢さの演出!
最後に、青が多い場合。黒に近い紺が学生服に使われるのは、協調性や慎重さを意味しているからです。
つまり青が多い場合は、周りの目が気になっている状態である可能性が高い。
気になるからこそ、理性や落ち着きを演出したい気持ちが無意識に働いているとも言えます。冷静さや賢さを演出したいときには、抜群の色です。
まとめ
こうした【色が持つ意味】を日々の衣装選びに取り込むと、いろんな自分が演出できます。
少し意識するだけでも違うので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
ホステスの心得