どうしたらお客様を動かせる?あなたが取るべき第一歩
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「どうしたら人を動かせるんだろう?」
そんなふうに考えたことはありませんか?私はあります。一番最初に『人を動かすには?』を考えたのは、仕事を教えてくれた師匠がきっかけでした。
一般的にホステスが考える『人を動かすには?』は、お客様のことだと思います。
どうしたらお客様を来店させられるか。どうしたらお客様に好かれるか。どうしたらお客様がお金を使ってくれるか。
でも私は『どうしたら師匠を動かせるか』が最初に考えたことなんです。ちょっと変わってますよね。でも、間違ってはいなかったと思います。
なぜなら、教えてくれる人の心を動かせないホステスがお客様を動かせるわけがないからです。
今回は私と師匠の関係性から学んだ『人の心を動かす』ということについてお話ししたいと思います。
人間関係は義務や犠牲で構築してはいけない
人の心を動かす。これを大前提に考えたときに「自分にできることは何でもする」この気持ちは絶対に欠かせません。
「やりたいこと」であれば、周りから自己犠牲に見えたとしても、自分は楽しくて仕方ないのですよ。
自分を犠牲にしている、または義務感を感じるということは、本心と違うことをやっているからです。
たとえば「この人に嫌われたくない」だと、必然的に自己犠牲が増えます。「この人に依存したい」だと当然義務感が増えます。
そうしないと、その人とは一緒にいられないと思い込んでいるので当然そうなります。
やりたくないことをやっていると、人は必ず「自分を犠牲にしている」と感じるので相手との接点が減ります。
接点を減らせない場合はどうなるか?心を殺して無感情にすることで自分を守ろうとし始めます。つまり「精神の死」ですね。
そんなことまでして構築しなければならない人間関係は、この世にひとつもありません。
ただし、あなたの思考が歪んでいる場合には「たった一瞬の気分」で同じ状態に陥ることがあります。
思い通りにならないから心を閉ざす、想像した人物像と違うから心を閉ざす、など。
この場合は、あなたの思考習慣に問題があるので改善することをお勧めしておきます。
でないと、日増しに自分が不確かになって、表面的な関係性しか築けなくなります。これを大前提として「巨人の肩に乗る」のコツを以下にお話しします。
「巨人の肩に乗るってなに?」となる方は、『最短で結果を出すための理論「巨人の肩に乗る」』を先に読んでくださいね。
巨人の肩に乗るには巨人に可愛がられろ!
巨人の肩に乗りたければ、巨人が「この子は特別」と思うくらい、懐いて可愛がられることが大事。
これは、巨人の肩に乗る上でとても重要な「最短のコツ」です。
分からないことを聞いて、言われたことをやって、程度ではどの巨人も「特別」だとは思わないので、目にかけてくれることはありません。
目にかけてもらえないということは「聞いたことしか教えてもらえない」ということなので、あなたの質問力が低いと得られる学びに著しい差が生じます。
目にかけてもらえると「聞かないことも率先して教えてくれる」という状態になるので、得たい結果を得やすくなります。
本気で結果を出そうとする人は、やはり巨人に食らいついていろんな質問をするし、少しでも巨人のそばで何かを得たいので「もっとも巨人を感じられるポジション」を陣取ることを真っ先にします。
そこに置いてもらうには「自分にできることは何でもする」という気持ちと行動が重要です。
それだけの熱意と行動量がないと、誰にとってもあなたは「特別な存在」にはなり得ないのです。
人の心を動かすのは表面的な言葉ではなく「熱意」と「行動」ですから。
自分が相手に望む「得たいもの」はまず自分がどれだけ相手に提供できるかによって変わります。この「提供」はお金ではありません。
たとえば、あなたもビジネスでお客様からお金をいただいてサービスを提供しているはずです。
それ以上の何かがあるから、その人はあなたにとって「特別な存在」であって、料金を払うだけならその人以外にも払ってくれる人はいるはずです。
あなたが巨人としている人も同じです。料金を払う以上の何かを提供できるかによってあなたが「特別」になれるかが変わってきます。
巨人もしょせんは人間、心を掴めば肩に乗せてくれる
では、考えてみましょう。あなたの巨人は、どういう人でどんな人を好きになる人ですか?どういう人を評価していて、どんなことを喜んでいますか。
「真面目に取り組んでくれる」を評価している人であるなら、誰よりも真面目に取り組む姿勢を誰よりも見せていけばいいのです。
「不器用だが熱意がある」を評価するなら、熱意を誰よりも行動で見せていけばいい。「大金を払ってくれる」を評価するなら、誰よりも大金を支払えばいい。
「礼儀正しい」を評価するなら、誰よりも礼儀正しく接すればいい。どうです、意外と簡単じゃないですか?(笑)
私も「この人を巨人にする」と決めたら、これと同じことをするのですよ。
人柄を重視する相手なら人柄を見せる、ビジネス的利益を重視する相手なら、ビジネスにプラスになるものを提供する。
相手が評価するポイントで「これが今の私にできる最大限です」という姿を徹底的に見せる。
それを犠牲や義務に感じて億劫になったり、なぜ私が・・・と感じるのであれば、それはあなたが本気ではない証拠です。
本当に「この人に教わりたい!」と思えば、苦ではないはずなので。仮にあなたがサボり魔であるなら、いろんな理由をつけてサボるでしょ(笑)
それと同じで、本当にそうしたければ、いろんな理由をつけて巨人に近づこうとするものです。
巨人も人間なので、そういう子はかわいいし、特別扱いしたくなるものです。
悪い言い方をすれば、この心理を逆手に取って先手を打てれば「人の心を動かし特別な存在になれる」ということです。
まとめ
- 義務や犠牲で人間関係を構築しない
- 巨人に可愛がられること
- 「特別」になりたければ心を掴め
今回は「巨人」という言葉で話しましたが、人間関係において、誰かにとっての「特別」になりたければ、この理論は普遍です。
でも、思考が歪んでいると違った方向に捉え、好かれるために〇〇しなければならないとか、気に入られるには我慢するしかないとか、余計な悩みを抱えることになります。
違いますよ。それで行動しても人の心は動きません。お客様も同じです。義務で動いても離れていくだけです。
人の心を動かすには、あなたが本当にやりたいと思い、自分がやりたいから行動になること。これが何より重要です。
自分のやりたいことに誰かが猛反対するときも同じです。反対していた人が応援してくれるには、あなたがそれだけの行動を見せられるかにかかっています。
言葉で説得しても人は意見を変えないし、言葉でどれだけ取り繕っても本心にないことは行動でバレる。
だからこそ本当にやりたいこと、情熱を傾けられることを見つけて、その分野の巨人にその熱意を行動で見せて、肩に乗せてもらうことが重要です。
「あなたがその結果を得るために、全面的にバックアップするよ」そう巨人に言わせることができたらもう結果は出たようなものですね。
ホステスの心得