心折れそうなホステスを救え!悲観フォーカスからの脱却術

心折れそうなホステスを救え!悲観フォーカスからの脱却術
ホステスの心理学

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

以前「ポジティブ100%は結果を出せない」というお話をしましたが、覚えていますか?

重要なのは、楽観的思考(ポジティブ思考)と悲観的思考(ネガティブ思考)のバランスだという内容でしたね。

楽観的思考に傾きすぎてもいけないし、悲観的思考に傾きすぎてもいけません。

ネガティブが嫌だからといって、100%ポジティブを目指すと、結果を出せなくなるので注意してください。

しっかりバランスを保てるように、思考の歪みのひとつである「悲観フォーカス」についても、学んでおきましょう。

悲観フォーカスとは

悲観フォーカスとは、自分の考えや感情を否定的な方向に向けることです。あまりにもネガティブな視点や思考に固執してしまうことが特徴で、

  • 意思疎通が困難になる
  • 意図せず相手を怒らせる
  • 褒められても受け取れない
  • 人のどこを褒めたらいいか分からない
  • 褒め言葉がパターン化してしまう
  • 褒められた記憶が残らない
  • 人の話を聞けない

という状態が続きます。これによって、ポジティブな側面や可能性を見落としてしまうので、モチベーションや行動力も低下してしまいます。

悲観フォーカスのパターン

悲観フォーカスにはいくつかのパターンがあります。代表的なものとしては、

  • 過去の失敗にこだわるパターン
  • 問題点や障害に焦点を当てるパターン
  • 自己否定や自己批判に陥るパターン

の3つです。過去の失敗にこだわるパターンでは、過去の失敗や挫折に執着し、それを未来に当てはめてしまいます。

たとえば、「一生懸命勉強したのに、いい成績が取れなかった」という経験があると、「一生懸命努力しても、売れるホステスにはなれない」と考えるのです。

問題点や障害に焦点を当てるパターンでは、常に問題点や障害にフォーカスしてしまいます。

たとえば、少し疎遠だったお客様から「もう連絡してこないで」と言われると、お客様に連絡すること自体が不安で仕方なくなる・・・といった具合です。

自己否定や自己批判に陥るパターンでは、自分自身を否定したり、自己批判をすることに集中してしまいます。

たとえば、「私は会話ができないからダメだ」とか「容姿が悪いから無理だ」といった思考ですね。ホステスさんには多いと思います。

悲観フォーカスのデメリット

悲観フォーカス(ネガティブ思考)は、あなたの心と行動に大きな影響を及ぼします。

ホステスにとって、悲観フォーカスがどんな影響を与えるのかを、しっかり見ていきましょう。

ネガティブ思考の影響

まず、ネガティブ思考はホステスのパフォーマンスに悪影響を及ぼします。

ホステスはお客様と人間関係を築く必要があり、笑顔で明るく接することが求められますよね。

でも、ネガティブ思考が強いと、自然な笑顔や明るさが出せなくなってしまうので、お客様とのつながりが薄くなってしまいます。

また、本来ホステスは、自信を持つことで魅力を発揮し、華やかな印象を与えることができます。

しかし、ネガティブ思考は自己評価を低下させるので、自信を失うことにつながってしまうのです。

その結果、自信が低下し、お客様に良い印象を与えることができなくなってしまったり、魅力が半減してしまったりします。

最後に、ネガティブ思考が強いと、周囲との関係が悪化し、仕事を円滑に進めることができなくなる可能性が高まります。

それなのに、物事を悲観的に捉える習慣がついていると、黒服の指示を素直に聞けなかったり、ママの言葉にムダに傷ついたりして、動けなくなるのです。

成果を上げるむずかしさ

ホステスとして成功するためには、自分の能力やチャンスに積極的な考え方を持つことが大切です。

ところが、否定的な考えが増えると、自信を持つことができず、自分の能力を発揮することができないので、どうしても消極的になってしまいます。

また、売上を上げるためには、計画的な行動が必要です。ただ夢や目標を持つだけでは、売上を上げることはできませんよね。

実際に具体的な目標を設定し、逆算した計画を立てる必要があります。当然ですが、計画を実行するために、努力や忍耐も必要です。

でも、ネガティブが過ぎると「コツコツ努力をすること」がとても困難になります。

さらに、自分のマイナスなエネルギーを周囲に広めてしまい、周りもネガティブな状態に引きずり込んでしまいます。そのパワーは、尋常ではありません。

これによって、チームワークやコミュニケーションが悪化し、成功どころか、逆効果になってしまいます。

チャンスの逃失

悲観的だと、常にネガティブな側面に焦点を合わせるので、自己成長や成功の機会を逃してしまいます。

物事に悲観的だと、自分に自信がないので、新しいことにチャレンジする勇気が出ず、チャレンジできないことでまた自信を失っていきます。

ネガティブな考えや感情に埋もれるため、本来持っているエネルギーを活用することがむずかしくなるのです。

その結果、チャンスを探すエネルギーや意欲が低下し、いいお客様がいても、逃してしまう可能性が高いのですよね。

いいお客様を逃してしまうと、成功どころか、日々自転車操業になってしまい、売上が低迷してしまいます。

ひどいケースだと、もともとついていたお客様まで離れていってしまうので、自分だけでなく、仕事に対してもネガティブなイメージが強くなっていくのです。

仕事がイヤになってしまうと、売上を上げることはむずかしい。これは、多くのコンサル生さんを見ていて、しみじみ思います。

悲観フォーカスは結果を出せない

悲観フォーカスがあると結果を出せません。「できない理由探し」ですから、当然ですよね。悲観フォーカスには完璧主義がくっついていることも多いです。

たとえば何か作業をするときに「時間がかかる」という悲観的事由があるとします。バランスが取れていれば通常は「どうしたら効率よくできるか」などを考えるのですが、悲観フォーカスが自動思考にある人は、

「時間がかかるからできない」

となります。時間がかからないように誰かが設定してくれたとしても、今度は時間がないとか、完璧にできないとか、いろんな悲観フォーカスをして行動しません。

ここは変えないと、得たい結果を得ることができません。

ネガティブ思考のバランスの取り方

くり返しになりますが、思考はバランスが最重要です。

もしもあなたが「悲観的に考えていることのほうが多いな」と感じるのであれば、ここから一緒にバランスの取り方を考えてみましょう。

ポジティブ思考との調和

ネガティブ思考に囚われていると気づいたら、まずはその感情を正直に受け入れましょう。

心の声に耳を傾け、自分が何を求めているのかを理解することが大切です。

また、自分のサポーターやメンターを見つけることも重要です。信頼できる友人や家族と話をするだけでも、気持ちが軽くなることがありますよね。

メンターは、あなたの未来を体現している存在です。ぜひともたくさん話をして、新しい考え方や価値観を取り入れていってください。

人は、人から影響を受けて変化していく生き物なので、ポジティブ思考とネガティブ思考のバランスが取れている人たちとの付き合いを大切にしましょう。

そして、自分の強みや成長したい点に目を向け、日々の小さな成功や前進を自分自身で認めましょう。

それによって、ネガティブ思考が支配することを防ぎ、ポジティブに物事を捉えることができるようになります。

ネガティブ思考の活用法

ネガティブな思考は悪いもの、不要なものと考えがちですが、先述したように、思考はバランスが重要です。

ということは、ネガティブな思考にも、あなたを成長させるきっかけとして活用できるということです。

ネガティブ思考を持っていることは、自分の弱点や問題点を見つけるために役立つ一面もあります。

大切なのは、マイナスな面だけに囚われないようにすることです。

初めに、ネガティブ思考を肯定的な方向に転換しましょう。問題点を見つけることは大切ですが、その後どう改善していくかを考えることが必要です。

次に、過去の成功体験を振り返ることも効果的です。過去に自分が問題を解決した経験があるのなら、その方法や思考をヒントにしてみましょう。

また、自分だけで問題解決をするのはむずかしいものです。だからこそ、他人の意見やアドバイスも、積極的に受け入れていってください。

さらに、セルフコントロールとポジティブな言葉遣いも大切です。自分の感情をコントロールし、ネガティブな気持ちに支配されないように心掛けましょう。

ネガティブ思考を活用するためには、継続あるのみです。

ネガティブな考え方を変えるのはカンタンなことではありませんが、日々の練習を続けることで徐々に改善していくことができますよ。

バランスを取る方法

ネガティブな考えが頭に浮かんだら、

 

それは本当に現実的?
それを解決するためにできることは?

 

など、自分に問いかけてみましょう。自分に対して前向きなアドバイスを与えることができます。

実は、私はこの「自分への問いかけ」をしょっちゅうやっています。

現役ホステスだった時代から今日まで、一番自分と対話しているといっても過言ではありません。

 

それってただの先入観じゃない?
玲那
玲那
それって本当にいま考えないといけないこと?
玲那
玲那

 

などなど、あらゆる言葉で自分に問いかけています。バカバカしいと思うかもしれませんが、ぜひやってください。想像以上に心が軽くなります。

次に、ポジティブなエネルギーを取り入れることも大切です。楽しいことを思い出したり、好きな音楽を聴いたりしましょう。

モチベーションを高めることで、ネガティブな考えを打ち消すことができます。

私はドラムをガンガン叩いたり、ピアノをジャンジャン弾いたりしています。楽譜を読んで演奏をするので、仕事とは違う思考が働いて、イイカンジです。

また、友人や家族と話したり、相談したりすることも、積極的に取り入れていきましょう。

話すだけで、ストレスを軽減することができます。「話す=(感情を)放す」です。頭に入れておいてくださいね。

私も、週に2回くらいは相方と話します。他愛のないことばかりですが、お互い変わり者なので、ゲラゲラ笑い転げています。それだけでリセットできます。

最後に、休むことも忘れないでください。質の良い眠り、バランスの取れた食事を摂ることは、ネガティブ思考をリセットするために不可欠です。

仕事柄、夜ゆっくり寝ることはむずかしいですが、その分寝室の環境を整えたりして、熟睡できるように工夫していきましょう。太陽も浴びてください。

悲観フォーカスを克服する方法

何か失敗したり、うまくいかないときに、悲観的な考えが頭をよぎることは、だれにでもよくあります。

ホステスの仕事もさまざまなストレスやプレッシャーがありますが、自分のためにも、お客様のためにも、悲観的な気持ちに縛られることは避けたいですよね。

そこで、悲観的な思考を克服する術を身につけておきましょう。

自己肯定感の向上

まず、自分の長所を見つけることが重要です。自己評価をする際には、自分を客観的に見るようにしましょう。

  • これまでに達成したこと
  • うまくいったこと
  • 人から褒められたこと
  • だれかに感謝されたこと

などを振り返り、しっかりと受け入れてくださいね。

次に、ネガティブな考え方をポジティブなものに変えることが必要です。自分に対して否定的な言葉を使わないようにしましょう。

たとえば、「できない」という言葉を「できるようになるまでがんばる」と置き換えることで、前向きな気持ちを持つことができます。

また、困難な状況でも、自分を励まし、前向きな解決策を模索することが大切です。わからないときは、知恵を持った人に相談しましょう。

自己肯定感を高めるためには、自己改善に努めることも必要です。自分の弱点を理解し、それを克服するために取り組む姿勢を持ちましょう。

だからといって、やたらと厳しく接するのではなく、適度なプレッシャーをかけながら、結果を出すことよりも成長することに重きをおきましょう。

周囲の人と良好な関係を築くことも、自己肯定感を高める手段のひとつです。

相手のいいところに注目し、お互いを励まし合うことで、自己肯定感を養うことができます。

ポジティブな視点を育てる

まずは、自分の感情を観察することから始めましょう。悲観的な考えが頭をもたげたときには、深呼吸をしてリラックスしましょう。

そして、ポジティブな言葉やフレーズを思い浮かべて、ネガティブな思考を取り除く努力をしてください。

最初は抵抗があるかもしれませんが、自分に「私はできる」と言い聞かせ続けることで、自信を持つことができます。

次に、公私ともに、人との関わり方を見直しましょう。ネガティブな人との付き合いが負の影響を与えることはよくあります。

負の感情が強い人から距離を置くことは、とても重要です。逆に、ポジティブな人との交流を増やすことで、自分もポジティブな気持ちを持てますよ。

また、感謝の気持ちを持つこともポジティブな視点を育てるために役立ちます。

日常生活の中で、自分が感謝できることや幸せを感じる瞬間に意識を向けるようにしましょう。

たとえば、美しい景色を見たときや、大好きなお客様との時間など、小さな幸せに目を向けることが大切です。

モチベーションの維持

モチベーションの維持は、成功への鍵です。悲観的な思考に囚われず、常に前向きで自信を持つことが重要です。

まずは目標の設定をしましょう。明確な目標を持つことは、モチベーションを高めるための重要な要素です。

具体的な目標を定め、それに向かって進むことで、自己満足感を得られます。

もちろん、目標を達成できないこともあるでしょう。それでも、あきらめずに挑戦し続けることが大切です。

次に、ポジティブな環境づくりをしましょう。スタッフやお客様との関係やお店の雰囲気は、モチベーションに大きく影響します。

ポジティブな人との交流を増やし、ネガティブな要素からは距離を置くことが重要です。

また、自分の心にも余裕を持ちましょう。ストレスや不安を抱えずに、楽しく仕事に取り組むことができます。

そして、自己啓発を続けることも大切です。新しいスキルを学ぶことや興味のある分野について深く学ぶことで、自己成長を実感できます。

定期的に自己評価を行い、自己の強みや改善点を把握しましょう。自己成長に対する意欲を持つことで、モチベーションの維持につながりますよ。

まとめ

「悲観論者はたいてい正しい。だが、楽観主義者は世界を変える」

サイモン・シネック氏の言葉からも分かるように、成功者たちは、困難や障壁を前にしても楽観的な姿勢を持ち、前向きに取り組んで成果を上げてきました。

心理学の観点からも、ひとりで考える時間の長さが悲観フォーカスの度合いに影響を与えることが分かっています。

つまり、自らの思考をコントロールし、楽観主義の視点を持つことが重要です。

楽観主義の視点を持ちながら、問題を解決するための行動を起こすことこそが、成功への道です。

悲観フォーカスに振り回されることなく、前向きな姿勢で物事に取り組みましょう。

 

ホステスの心得

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴15年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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