売れないホステスにスキルがあっても売れない理由

売れないホステスにスキルがあっても売れない理由
ホステスの心得

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

売れないホステスはハウツーを好みます。ハウツーとは、詳細な情報を省いて、「こうすればいいよ」という結論だけが記載さ入れているもの。

ハウツーが役立つのは新人時期だけです。3ヶ月以上ホステス業をやっているなら、ほとんど役に立ちません。

それどころか、3ヶ月以上経ったホステスがノウハウやスキルばかりかき集めても、器用貧乏になるだけで売れません。

売れないホステスはなぜ売れないのか

お客様にマメに連絡を取り、頻繁にラリーをしても、来店につながらないホステス。

お客様と連絡を取るのは月に1回程度、ラリーもほとんどないのに、お客様が途切れないホステス。

何が違うと思いますか?

違いはたったひとつ。商品(自分)を売るための準備が整っているかどうか。売れないホステス、稼げないホステスは、圧倒的な準備不足なのです。

スキルを手に入れても売れないの?

スキルを手に入れても足りない、と言われると、混乱しませんか?

会話上手になれば売れる、営業方法が分かれば売れる、美人になれば売れる、いろんなことを考えて期待していますよね。

でも、12年近くアドバイザーをやっていて、自信を持って言えます。

どんなにスキルを磨いても、営業方法を知っても、整形して美人になっても、あなたが期待しているほど売れません。

お客様が大絶賛するお手紙を書いても、どんなに知恵をもらっても、売れない子は売れない。

それは、あなた自身の問題が解決していないからです。

スキルのあるホステスでも売れない理由

では『問題』とは何か。ここでは、大きな要因となる、

  • ビジネスの土台ができていない・築けない
  • プロ意識が低すぎてビジネスとして成立しない
  • メンタル面が不安定すぎて仕事が安定しない

上記の3つのポイントを取り上げたいと思います。

ビジネスの土台ができていない・築けない

他業種の言葉でいえば、マーケティングの部分です。

マーケティングとは、簡単に言えば営業、集客、商品サービスの作りこみ、ターゲット選定などを言います。

最大の問題は、その方法を知らないことではありません。教えてくれる人が目の前にいても、教えてもらっても、

  • 売れないホステスほど、面倒くさがってやらない
  • やり方を学んだだけで満足しておしまい
  • そもそもビジネスであること・事業主であることの自覚が足りない

などで、結果を出すに至りません。残念なことにホステス業は「なんとなく」で高い報酬を得られる仕事です。

そのため、よほど高い意識を持っているか、よほど切羽詰った状態でないと、継続して土台構築することができないのです。

結果、スキルがあってもそのスキルをどこでどう活用すればいいか判断がつかず、宝の持ち腐れになります。

プロ意識が低すぎてビジネスとして成立しない

プロとは、お金をもらっていることではありません。プロとは、

  • この仕事で食べていくぞ!という覚悟を持つ
  • 自分の言動に責任を持つ
  • 調子の悪いときでも胸を張ってプロだと名乗れる結果を保つ

これがないのであれば、レギュラーであろうとベテランであろうと、アマチュア、せいぜいセミプロレベルです。

一生涯をこの仕事で!なんて覚悟ではなく、少なくとも今現在この仕事で生計を成り立たせているのであれば、プロである自覚を持たなければなりません。

気分が落ち込んで~とか、やる気が出なくて~とか、分からないので放置してました~とか、プロがそんな言い訳しますか?

あなたがそういう人を「さすがプロ!」と絶賛しているのであればそれでいいですが、おそらく違うはずです。

不満や愚痴を言いたくなることは山ほどあるでしょうが、経緯はどうあれこの結果を生んだのは自分だと腹を括れないと、スキルは何の役にも立ちません。

メンタル面が不安定すぎて仕事が安定しない

上記2点の状況を作る、最大の要因はここです。仮にあなたが100%のスキルを持っていたとしても、感情が先に立てば、そのスキルは発揮できません。

適切な対応を知識としては知っているのに、嫌われたらどうしようとか、怒られたらどうしようなんて考えてしまうようでは、正しい判断ができません。

また、自分が傷付かないこと、失敗しないことを最優先に考えるようでは、客観的に考えて決断することもできません。

アップダウンが激しいと当然仕事にもムラが出て、お客様に伝わります。

売れないホステスの大半はここが一番の要因で、ここが改善しない限り売れません(色恋以外では)。

自分が商品である以上「心のあり方」が表に出る

これから厳しいことを言いますが、あなたは事業主です。言い換えれば、ひとつの事業を立ち上げたオーナー(社長)です。

つまりお店は、経営者である事業主の集合体です。この時点で『プロが集まっている前提』のはずなので、ストレートに書きます。

スキルだけで人より売れることは不可能

スキルだけあればNo.1になれる、と本気で思いますか。そこに人間的魅力や仕事に対する姿勢、人に対する思いがなくても稼げる、と本気で思いますか。

スキルとノウハウさえあれば、小娘が小手先で人生経験豊富な『良客』と呼ばれる人たちを騙せるとでも?甘いんですよ、考えが。

スキルやノウハウって、あなたという商品の魅力を分かってもらうためのものでしかないのですよ。

そのあなたが低い意識と狭い視野、ちょっとしたことで仕事に支障が出るような商品では、意味がないんです。

仮に私がどれだけ良いところを見つけて伸ばそうとしても、あなたが「私にはいいところなんかない」と否定し続けて伸ばそうとしなければ、売れないんです。

どんなに効果のある文章や接客を教えても、あなた自身が「失敗したらどうしようと怖くてできなかった」なんてことをやってたら、何の効果もないのです。

ホステスは自分自身が商品

繰り返しますが、一番の売れない原因は「本人の仕事に対する姿勢」です。

この「仕事に対する姿勢」が悪いと、どれだけスキルがあっても売上は上がりません。

ホステスは自分自身が商品なので、価値観や考え方が全部接客に出てしまいます。ここが理解できない、受け入れられない人は、

  1. 売れる・稼ぐ・秀でる、全部あきらめる
  2. 2~3人の太客に色恋か枕でがんばる

上記のどれかしか道がありません。客観的に『仕事として』自分をチェック。この目を持つことが第一歩。

自分で客観性が保てないなら誰かに改善点を指摘してもらうことです。

裏を返せば、客観的にチェックする目があり、現実を受け入れて改善できれば、どういう子でも数字を上げることは可能です(売れっ子になるかどうかは別)。

 

マンツーセッション

ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴14年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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