ホステスが名刺をもらったら最低限やっておくべき3つのこと

こんにちは。ホステス専門アドバイザー秋好玲那です。→目次はこちら^^
お客様から名刺をもらったら、どうしていますか?特に何もせず、もらったらそのまま名刺入れへ・・・というホステスさんも多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、名刺をもらった直後にホステスが最低限やるべきことについて、簡単に3つのポイントを取り上げたいと思います。
特にクラブホステスさんの場合、売掛や接待などで必須になる場面が出てきます。個人客しか持っておらず名刺をもらったことがない、名刺をもらう機会がないという方も、なるべく名刺をもらう努力をしましょう。
現時点でまだ名刺をもらえていないお客様の場合は、これからもらえるように努めてください。



この記事の目次
名刺をもらったら確認すべきポイント1|情報の確認
名刺をもらったら、まず3つのポイントを確認します。
名刺にある名前をフルネームで確認!
名刺に書かれてあるお客様の名前は、必ずフルネームで読めるように確認してください。分からない、読めないのであれば、その場で訊きましょう。
名刺にある会社名と部署名を確認!
会社名と部署名は、その場で読み上げなくて構わないので、黙読で必ず確認してください。こちらも読めなければ、確実に読めるようにその場で確認しましょう。
特に売掛責任のある売上ホステスは必ずここは重視してください。お客様の身元を確認できるのは、この時点では渡された名刺のみ、です。名刺をもらっただけで安心、とならないように気を付けましょう。
最悪は会社に電話しなければならない!といった状況になることもありますので、必ず読めるようにしておいてください。会社名は当て字などが使われているケースも多くあり、ネット検索しても読み方が分からないこともあります。

名刺に書かれている会社がどういう業種なのか?を確認!
職種と業種も確認しましょう。何の会社で何をやっているのか、お客様がどんな業務を担っているのか、必ず確認します。会話の中で確認することが難しい場合は、ネットで調べてみましょう。
次回来店時の話題のきっかけになったり、ご新規様とご一緒の際に、

と尋ねるだけで会話が進んだりします。

名刺をもらったら確認すべきポイント2|名刺に絡めた話題
今や名刺なんて、いくらでも作れます。『名刺=身元が確かなお客様』なんて時代は終わりました。つまりそのお客様が話していることが全部ウソである可能性もあります。そのお客様に売掛を頼まれたら、泣くのはあなた自身です。
初来店直後に会社へお手紙を出したり、メールを送ったりするのは、そのお客様が本当にその会社にいるのかという信用調査のようなものでもあります。疎かにせず、名刺をもらったタイミングで確認できることは確認しましょう。

特に注意したいのは企業客よりも個人客
個人客の怖さは、本人が飛んだら終わりというところですね。苗字しかしらない、あだ名しか知らない、会社はもちろん何をしているのかすら知らない、では売掛はもはや回収する術がありません。
この場合に信用のひとつとなるのは、やはり名刺の存在です。名刺そのものが信頼に値するというわけではなく、もらった名刺に絡めていろんな情報を引き出すことができます。たとえばあなたが知っているビル内に会社があるなら、

と、あえて違う情報を出して聞いてみることもできますよね。違うパターンだと「〇〇町って××があるところですよね」でもいい。とにかくもらった名刺に絡めて、信ぴょう性の高い情報を引き出すきっかけを作れます。
名刺で分かる飲み方や行動パターン
また業種毎に飲み方やパターンがあるので、お客様の分析に役立ちます。あなた自身も名刺を集めていくと、だんだん業界の傾向が分かります。
- この業界はこういう飲み方をする人が多い
- この業界は飲み癖が悪い
- この業界は〇曜日に飲みに出ることが多い
などなど。すると今度は、業界や社名を聴いただけで新規客への対策が取れるようになっていきます。これも、情報が蓄積した結果の利点です。
そこで、普段はどういう飲み方をしているのか?を会話の中でさりげなく確認するようにしましょう。たとえばですが、以下のような情報を収集します。
- 毎日飲みに出るのか、何か会合があったときに飲みに出るのか
- 飲みに出るときは複数なのか、1人が多いのか
- 普段はどんなお店で飲んでいるのか
この辺りを聞いておくと、最低限でも『次の来店見込はあるか』『見込めるとしたらどれくらいのスパンか』などの予測を立てやすくなるでしょう。
名刺をもらったら確認すべきポイント3|簡易情報のメモ
最後に、名刺をもらったら最低限の情報を名刺に書き込んでおきましょう。具体的には、以下の3つです。
ご紹介者
ご新規&1人でのご来店なら不要ですが、通常クラブでそのようなことはないはずです。必ずご紹介くださったお客様がいるはずなので、もらった名刺にはご紹介者の名前(必要であれば社名も)を書いておきましょう。

みたいに書いておくと良いです
初回来店日または名刺をもらった日
初回来店時に名刺をもらったなら、その来店日を西暦付きで書いておくと良いです。日付だけを書くホステスさんも多いですが、長くやっていると何年前の名刺か分からなくなります(笑)
何度かご来店いただいてから名刺をもらった・・・というケースもあるでしょう。その場合、営業日誌や顧客リストで初回来店日を記録していれば、こちらも西暦付きで記載します。
どうしても初回来店日が分からない場合は、名刺をもらった日を書いておきましょう。

みたいに書いておくと良いです。誕生日も記載するときは、誕生日の日付の前に「BD」など書いておくと分かりやすくなります。
お客様の特徴
1度会ったらその人の特徴を絶対に忘れない!というホステスさんは不要ですが、大半のホステスさんは必ず忘れます(笑)なので、ちょっとした特徴を書いておきましょう。
ここで重要なのは、変化する可能性のある特徴を書かないこと。たとえば眼鏡や服装、時計、カバン、靴などはよほどこだわりのものでない限り、変化しますよね。眼鏡なんてコンタクトにするかもしれませんし。
なので『変化しづらい特徴』を記載します。たとえば、
- 出川哲郎にそっくり!
- 身長190cmくらい
- 関西弁が強い
- かなりの福耳
といった特徴を書いておくと、思い出しやすくなります。ちょっと注意したい点としては『口が悪い』『態度デカい』など悪口的なことは書かないこと。うっかりお客様に見られたら最悪です(笑)それは営業日誌に書きましょうw
まとめ
- 名刺に記載されている情報の確認
- 名刺内容の信ぴょう性確認
- 名刺に必要最低限のメモをしておく
この仕事を始めて、いろんなホステスさんとお話をさせていただくようになって、名刺をもらったら何の確認もせず、名刺に関する会話も一切せず、何のメモも残してない・・・というホステスさんが多いことに驚きました。
スナックやラウンジならまだ分かるのですが(それでも絶対に本記事にあることはやりましょう)、クラブホステスでは考えられないことです。教わってないから・・・という理由がメインでしたが、私も教わっていません(笑)
これを機に、ぜひこの3つは習慣にしてくださいね。
ホステスの心得