努力が空回りするホステスに足りないたったひとつのこと

努力が空回りするホステスに足りないたったひとつのこと
ホステスの心理学

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

「一生懸命接客してるつもりなのに、なんでお席に呼ばれないんだろう」

「自分なりに精一杯やってるのに、なんで担当にしてもらえないの?」

そんなふうに思うこと、ありませんか?

実は、私にもそんな時期がありました。特に23歳のころが一番「うまくいかない」という壁にぶつかっていたと思います。当時の私がつまずいていたのは、

  1. 気持ちの切り替えができない
  2. 人の助言を聞かない
  3. 完璧主義で仕事が遅い

という点でした。今日はこのつまずきポイントと、解決法をお話しします

気持ちの切り替えができない

ホステスが売れるためには、気持ちの切り替えがとても重要になります。

ネガティブな気持ちを引きずっていると、うまく接客ができなかったり、やる気が出ずに事務作業が滞ったりして、仕事に支障をきたすからです。

が、昔の私は切り替えることがなかなかできませんでした。私の場合は、『失敗したときに投げやりになる』というタイプ。

 

玲那
玲那
どうせ私にはできないんだ
玲那
玲那
やっても無駄だ

 

という考えに陥って、引きずってしまうのです。こうなると当然仕事の質は落ちるし、新たなミスをしやすくなります。まさに負のループです。

私のつまずきポイントは『優秀な人はミスをしない』と思い込んでいたことでした。

改善法

まずは『優秀な人はミスをしない』という思い込みを手放す必要があります。

優秀な人だって、ミスをします。むしろ、任されている仕事や責任が大きい分、ミスをしたときの衝撃も大きいです。

それに比べれば、売れてないうちの失敗なんて、本当に大したことではありません。大事なことは、間違いを犯さないことではなく、

  • ミスに対してどんな心持ちでいるか
  • ミスをしたときにどう対応するか

ということです。

ミスに対してどんな心持ちでいるか

失敗は怖いですよね。私もそうでした。でも一番の失敗は、ミスをすることではなく『失敗を恐れて何もしないこと』です。

何もしなければ確かにミスはなくなりますが、同時に成長の機会を失って、どんどん自信がなくなっていきます。

人間なので、ケアレスミスもします。一生懸命であればあるほど視野が狭まって、やらかしてしまうことだってあるのです。

私も、たくさんの失敗をしてきました。

よかれと思ってやったことでお客様の顔を潰してしまい怒らせたり、勘違いでお客様との約束を破ってしまい、「二度と行くか!」と怒鳴られたり。。

でもその度に、

  • 同じ接客でも気分を害するお客様がいる
  • 「何を言っているか」にとらわれると失敗しやすい

など、多くのことを学ぶことができました。たとえばお客様を怒らせたとき、

 

お客様
お客様
なんだその態度は!

 

と言われたことがあります。当時の私は『言われたこと』を受け取って、自分が取った態度について謝ったり、対応の改善を必死に考えたりしていました。

でも、お客様が私に分かってほしかったことは、『態度にムカついたこと』ではなく、『大切にされていない』と感じて傷付いたことだったんです。

『何を言っているか』にとらわれると「何を分かってほしいのか」に気付けず、お詫びや改善のポイントがズレてしまうな、と気付きました。

これも、失敗したからこその学びです。

こうして、ひとつひとつ反省点や改善点を考えることで、対処法を身につけることができました。ミスをしたからこそ、今の私があるのです。

だからあなたもぜひ『間違いも成長のために必要な経験』という心持ちでいてください。

ミスをしたときにどう対応するか

失敗への対策は大切です。でも、人間は必ずミスをします。重要なのは『失敗をしたときの対処法』も、可能な限り考えておくことです。

何か間違いを犯したときに、真っ先に謝るだけでも全然違いますよね。自分では対応できないと思ったら、ママやお姉さんに助けを求めることもできます。

たとえば私の場合だと、お客様を怒らせたら『とにかく謝る』『お客様のお話を聴く』を徹底していました。

それでもお客様の怒りが収まらないときは、担当のお姉さんやママに事情を話して、フォローに入っていただきました。このように、

  • もし〇〇になったらまずお詫びしよう
  • もし〇〇だったらママを呼ぼう

など、思いつく限りの対処法を事前にシミュレーションしておくだけで、失敗に対して心に余裕を持てますよ。

人の助言を聞かない

私の一番悪いところは『人の助言を聞かないところ』でした。

どうしても自分のやり方・考え方に固執して、周りからの意見を受け入れることができなかったのです。今考えると、

  • 自分が正しいと思っていた
  • 自分を否定されたように感じていた

この2つが、もっとも大きなつまずきポイントだったと思います。

改善法

ナンバーワンホステスを目指すならテクニックよりあり方』でも書きましたが、素直さと謙虚さは本当に大切です。

素直さがないと、人のアドバイスを受け入れることができません。謙虚さがないと、いただいたアドバイスを実行することができません。

どんなに努力をしていようと、成果を出せていない時点で、あなたのやり方は間違っている可能性が高いと言えます。

苦しいかもしれませんが、『何かが間違っている』という現実を素直に受け入れるしかありません。ここからが本当のスタートです。

自分が正しいと思いたい気持ち、とてもよく分かります。だって、一生懸命やってきたんですものね。

だけど、あなたの『一生懸命』は誰も否定していないんですよ。

「こうしたほうがもっとうまくいくよ」「こうしたほうが失敗せずにすむよ」と、教えてくれているだけなんです。

私も最初は周りの意見を聞けませんでしたが、耳を傾けて助言を実行できるようになったら、余計なミスが減り、売上も上がりました。

だから、絶対に素直に聞いたほうがいいし、謙虚に教わったほうが成果も早く出ますよ。

完璧主義で仕事が遅い

一番苦労したのは、完璧主義で仕事が遅いことです。

お手紙ひとつ書くにしても、名刺のファイリングひとつにしても、自分が満足のいく形になるまで、延々とやり続けてしまう状態でした。

だから、どんどん仕事が溜まって、最終的には何をどう片づければいいのか混乱して分からなくなる始末。

これも『自分が正しい』という思い込みで、自分のやり方に固執した結果です。

解決法

仕事を教えてくれた師匠から、

 

師匠
師匠
100点を完璧だと思うな、60点を完璧だと思え。

 

と、再三言われました。でも当時の私には、何がどうなったら60点なのかさえもまったくわからなかったんです。

そこで、締め切りを設けることにしました。たとえばお手紙なら、『最長30分で終わらせる』などですね。

完璧主義自体は悪いことではないし、すぐに改善できないので、『文章を完璧に仕上げることをやめて締め切りを完璧に守ること』を優先するようにしました。

つまり『完璧』の視点を変えたわけです。そうすることで徐々に仕事のスピードも上がり、他のことに時間を使えるようになりました。

まとめ

私のつまずきポイントを一言で表せば、『客観的視点が大きく欠けていたこと』だと思います。

そして、その改善法を端的に言うならば、『視点を変えて物事を見てみること』です。

逆にいえば、視点を変えることさえできれば、大半のことは改善されるといっても過言ではないと思います。

もしあなたが「努力しているのに成果につながらない」と感じているのであれば、ぜひ違う視点から物事を見てみてください。

そのためにも、人の助言を聞くということは、とても役立つはずですよ。

 

ホステスの心得

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴15年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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