メルコサイクルが崩れた組織に生じる弊害

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
『メルコサイクル』という言葉をご存じでしょうか。たとえば、あなたがだれかとコミュニケーションを取る際、どんなことを意識していますか?
その場の気分で言葉を発したり、その日の気分によって態度を変えたり・・・といったことをしていないでしょうか。
恋人や友人など、プライベートだけでなく、ビジネスの場でもどうか、考えてください。
お店の黒服や同僚ホステスに、感情むき出しで何かを訴えたり、プライベートの苛立ちやストレスを、お客様の前で表情に出したり・・・
といったことをしていませんか。「そんなのプロ失格だ!」という話ではないので、ご心配なく。
この記事では、そういった気分でコミュニケーションを取る弊害について、ビジネス視点からお話しします。
一応、視点はビジネス軸ですが、すべての人間関係においても同じです。そしてみなさんが大好きな、ノウハウのお話です。ついてきてくださいよ(笑)
ビジネスコミュニケーションに不可欠なメルコサイクル
ビジネスのコミュニケーションにおいて、もっとも重要なポイントは、『メルコサイクルがうまく回っているか』に尽きます。
メルコサイクルがうまく回っていると、その組織は雰囲気が良くなるどころか、革命的な変化を起こすこともあります。
メルコサイクルをご存じない方のために、簡単に説明しておきますね。
- メ・・・メッセージ
- ル・・・ルール
- コ・・・コミュニケーション
この3つが成り立って回っていることを『メルコサイクル』と呼びます。どれが欠けても、どれに偏りすぎても、組織はうまく回りません。
組織の大小にかかわらず、このサイクルは、重要なポイントです。
私も、店舗コンサルをする場合や立ち上げサポートに入る場合には、メルコサイクルが成立しているかに重きを置いて、コンサル業務を行います。
もしも成立していなければ、メルコサイクルを作ることから始めます。
なぜなら、メルコサイクルが崩れていると、現状以上の売上が見込めないどころか、下がっていくからです。
極論を言えば、メルコサイクルが崩れていると、ひとつのお席でのご接待ですら失敗する可能性が高まるのですね。
メルコサイクルが崩れているケース
メルコサイクルが崩れると、さまざまな弊害が生じます。よくある事例から、カンタンに弊害を見てみましょう。
『メのみ組織』の弊害
たとえば、あなたのお店のオーナーが、


と、ガンガン言っているとします。でも、具体的な提示は一切なく、かつ、普段はまったく接点がない。これを『メのみ組織』と呼びます。
メルコサイクルの『メ=メッセージ』しかないので、偏りがありますよね。
しかも、このメッセージは、一番最悪です。主語が『私たち』『みんな』になります。

と言っているのと同じです。こういったメッセージを発信し続けると、組織の雰囲気は悪くなっていきます。
メルコサイクルのメッセージ主語は、「私」でなければなりません。


といったように。
『ルのみ組織』の弊害
たとえば、あなたのお店が、
- 〇〇をしてはいけない
- 〇〇は××の手法でなければならない
といった、ルールの厳しいお店だとします。でも、上の人間が何を考えているか分からず、日常で接点もない。これを『ルのみ組織』と呼びます。
ルールだけはやたらと多いけど、目指すところが分からない状態ですね。
軍隊のようなお店は、ルのみ組織である可能性が高いです。オーナーやママのマイルールが徹底されていて、従えないと排他的に扱われます。
ルのみ組織は、トップの顧客が来て流行っている間はいいのですが、不調になると、
- 謎のルールが出現する
- トップが感情的になる
- ルールがコロコロ変わる
大見出し(30文字目安)
300文字目安
まとめ
300文字目安
[/st-out]
・・・話の途中ではありますが
時間がないので今回は一旦ここまで(笑)
ついてこれてない方は何度も繰り返し読んで
理解を深めておいてください。
ヘルプを使う立場のホステスさんや
スタッフを抱えている事業主さんには
特に必須ノウハウの部分です。
このメルコサイクルを踏まえて
対人関係の中で自分に何が欠けているか?
なども考えてみると良いですね。