「自信がない人」へのアドバイス

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
多くのホステスさんは、コンサルを受けている人のことを、
- すごい人
- 超・やる気がある人
- すでに数字がある人
みたいに、思い込んでいる節があります。でも、現実には、
- 自信がない
- 行動できない
- 習慣化できない
というホステスさんが『100%』です。
よく考えてください・・・。
『やる気も数字もあるすごい人』なら、コンサルいらないですよね(笑)
私も、何かにチャレンジするときはコンサルタントや先生を探して、依頼します。ただ、私の場合、

と思っています。なぜなら、すでに『ある程度の自信』があるからです。
でも、自信がない人は、やり方がわかっても、行動ができません。
- 自信がない→行動できない
- 行動できない→習慣化できない
- 習慣化できない→数字が上がらない
- 数字が上がらない→自信を持てない
という負の連鎖で、どんなにやる気があっても、心が折れます。だからこそ、スキルよりもメンタルが大事です。
私がコンサルだけでなく、カウンセリングも行っているのは、そういう理由があるからなんです。
では、なぜ「自信が持てない」のでしょうか。その理由は、
- トラウマがある
- 経験やスキルが足りない
大きくわけて、上記の2つです。
この記事の目次
スキルや経験不足のせい
まず、初めてチャレンジすることに対してはだれでも、
- 私にできるかな
- どうしたらいいのかな
と、不安が付きまとうものです。私だって、そうです。でも、安心してください。
スキルや経験の不足は、時間とともに解決します。
たとえ、あなたがいま、口説くお客様が苦痛で苦痛で仕方なく、対処法がわからずに困っていたとしても、1年も経てば免疫もついて慣れてきます。
たとえ、あなたがいま、会話が苦手で何を話せばいいかわからず困っているとしても、1年も経てばなんとなく会話ができるようになっています。
私だって、ホステスとしてデビューしたときには、右も左もわからず、水割りの作り方もおしぼりの渡し方も知らず、会話も途切れ途切れでした。
でも、1年後には、口だけは達者で態度の大きなクソホステスになっていました(だめじゃんw)。
大丈夫です。
人間にはちゃんと、順応する力が備わっているので、あなたも徐々に慣れて、いろんなことができるようになります。
『いまできないこと』をどうにかしようとするのではなく、『できるようになるまで続けること』が一番の改善法です。
トラウマのせい
経験もスキルもそれなりにあるにもかかわらず、ずっと自信が持てないでいるとしたら、その多くは『そこにトラウマがあるから』です。
人は、恐怖や不安を感じると、無意識に自分の身を守ろうとします。これは、生命維持のための本能なので、変えることはできません。
また、一度経験した恐怖や不安は、しっかりと記憶に刻み込まれます。なぜなら、忘れてしまったら、また恐怖や不安を経験することになるからです。
つまり、トラウマとは、あなたにとって『これは危険だ』と脳が判断し、自動的に身を守ろうとする防衛本能のひとつでもあるのです。
ちょっとわかりにくいと思うので、コンサル生さんに多いトラウマの中から、
- 「ダメ」と言われ続けたトラウマ
- 人と比較され続けたトラウマ
の2つを見てみましょう。
『ダメ』=判断する自信がない
たとえば、子どものころ、何かに興味を示しても「ダメ」と言われ続けた・・・という経験はないでしょうか。
何かを触ろうとすると「ダメ」、何かやりたいことがあっても「ダメ」、など。
「ダメ」という言葉は、『禁止』や『否定』とイコールなので、自分の意思を貫こうとすると、当然、親から怒られます。
子どもにとって、親が怒るというのはとてもこわいこと。つまり、恐怖です。
そうすると、どうしても自分で考えて判断することをやめてしまい、



と、親の顔色を伺うようになります。
正解がわからないと不安だし、間違って「ダメ」な選択をしてしまうと、こわい思いをする・・・これが日常化すると、


という不安がいつも付きまとうようになります。自分の意見を禁止・否定されてきているので、当然、自信なんて持てませんよね。
『人と違う』=他人基準で自信がない
「ダメ」とは直接言われないけれど、常にだれかと比較され続けた・・・という経験はありませんか?
「お兄ちゃんはこれだけできるのに」
「普通、これくらいできるのに」
「あなたは〇〇ちゃんよりいい子」
などなど。
だれかに比べて優れていれば褒められ、だれかに比べて劣っていれば叱られ・・・という状況は、否定につながります。
子どもにとって、等身大の自分を親が受け入れてくれない環境は、とても不安なことです。
比較されることが続くと、常に他人のものさしで自分を見るようになってしまいます。


といった自己否定的な思考だけでなく、


というように、だれかを貶めて自分を上げる、といった形でしか自分を保てなくなってしまいます。
常に『他人』に意識が向いてしまうので、本質的な自分の問題と向き合うことができなくなってしまうのですね。
また、「人はどうでもいいから、あなたがどうしたいのか」と尋ねられると、途端に答えに詰まってしまうことも。
ずっと『他人』のものさしで生きてきているので、自分に自信が持てないのは当然です。
共通点=失敗経験が多い
トラウマになっている要因は人それぞれですが、共通点がひとつだけあります。それは、失敗経験が多いこと。
「ダメ」と言われ続けたトラウマも、人と比較され続けたトラウマも、一見違うように見えますが、共通は『失敗』なんです。
- 「ダメ」と言われる=失敗
- 人と違うことをする=失敗
というようにすりこまれているので、失敗がとてもこわいもの・不安なものになってしまいます。
この『失敗』という『こわいもの・不安なもの』は、子どものころのあなた(の脳)にとって、『危険な状態』だったのです。
失敗すると、親に怒られる。失敗すると、傷つけられる。失敗すると、悲しい思いをする。
つまり、『失敗=安全ではない』と脳が判断しているので、身動きが取れなくなってしまうのですね。
売れっ子も自信がない!?
私のコンサル生さんは、数字を持っていないホステスさんばかりではありません。
コンサルを申し込んだ時点で、すでに小計300万円以上の売上を持つホステスさんもいます。
売れていない立場から見れば、まさに『やる気も数字もあるすごい人』ですよね。
でも、その状態のホステスさんでも、例にもれず『自信がない人』なんですよ。その証拠に、2人の売れっ子ホステスさんの事例をお話ししますね。
周囲の評価=自分の価値
銀座の高級クラブで働くMさんは、コンサルを申し込んでくださったとき、すでに小計500万円の売上がありました。
「どうしてコンサルを受けようと思ったんですか?」と尋ねると、Mさんはこう言ったんです。





どうですか?
500万円の売上があっても自信がないって、びっくりですよね。でも、こんな売れっ子ホステスさんは大勢いるんですよ。
無理をしすぎて限界
また、中州のクラブで働くYさんは、コンサルを申し込んでくださったとき、小計350万円くらいありました。
銀座のMさん同様、「どうしてコンサルを受けようと思ったんですか?」と尋ねると、Yさんはこう言いました。







一見、Yさんはとってもがんばり屋で、努力家で、全部自分でやれちゃうほど能力がある人、です。
でも、1人でできることなんて、たかが知れています。
完璧主義な人ほど陥りやすい、『無理をし過ぎて自信を失くす』というパターンですね。
ちなみに、私もこのパターンに陥りやすいので、とってもよくわかります(笑)
まとめ
さて、ここまで読んで、いかがですか?
売れっ子ホステスも、売れていないホステスも、何かしらの形で『自信がない』ということが、少しでも伝わったでしょうか。
コンサルという場は、そういう『自信がない人』の集まりです。だからこそ、キッパリ言えます。
自信がないのは、あなたの性格や能力のせいではありません。
あなたが生きてきた環境の中で培った『身を守る術』と、スキル・経験の不足が、自信を持てない原因になっているだけです。
この機会に、自分と向き合ってみてください。自分が自信を持てないのは、
- トラウマがある
- スキルや経験が不足している
上記のどちらなのか。あるいは、どちらもなのか。原因がわかれば、改善法も見えてきますよ。
ホステスの心得