ホステスならこの3つの言葉を「素直に言える」程度では困る件
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
昨今の日本は、とにかくギスギスしてて、居心地が悪いように感じますねー。何か問題が起きると、
「誰がしたんだ?」
「誰が悪いんだ?」
と犯人探しが始まり、犯人が見つかればそれでおしまい。責任の取り方は、辞めること。何かがおかしいような気がします。あなたはどう思いますか?
犯人探しをして何の得があるのか・・・?と考えざるを得ないことが多すぎて、私には謎が深まる一方です。
でもそれ以上に謎なのは、絶対的にあなたに非がありますよね?状態なのに絶対に謝らないホステスの存在。
謝れば簡単に終わる話を、わざわざ逆ギレというガソリンを投じてさらに炎上させるという・・・
『お客様を怒らせても謝らないホステスにはどうしたらいいか』という悩みを抱えているママ&売上のお姉さんたちも、結構多いです。
日本語が通じないんでしょうか。あ、地球外生物なのかな?宇宙人的には謝ってることになるのかな?
というくらいにコミュニケーション法に差異があり過ぎてこちらが思考停止するwという事態が多い業界なので改めて「お礼」や「謝罪」について取り上げてみました。
この記事の目次
思いやりって何かね(北の国から菅原文太風)
お客様に何かクレームを言われたとき、お客様を怒らせてしまったとき。誰かに何か指摘されたとき、言われたくないことを突かれたとき。
そのときは、もしかしたら反射的に言い返してしまったりするかもしれませんね。でも、冷静になったときあなたは相手を思いやることができるでしょうか。
思いやり
他人のために気遣ったり同情したりする気持ち。
思いやったとして、その気持ちを素直に伝えることができるでしょうか。
それとも、それでもなお何かや誰かのせいにしたり、「私は悪くない」とアピールすることに必死になったり、犯人探しをしたりするのでしょうか。
または、「何て言ったらいいか分からないから」と放置したりひねくれた表現で事を荒立てるのでしょうか。
ホステスが「お客様を思いやる」とはどういうことか
『ホステスの接客は「心に寄り添う」こと~スキンシップの効果的な方法とは』という記事で、ホステスの接客はお客様に寄り添うことと書きました。
お客様を思いやるということは、お客様の心に寄り添うということ。もっと具体的に言えば、
- お客様の心にぴったりくっつく
- お客様の心の傍にいる
ということです。お客様が何かに怒っているときあなたは、そのお客様の心の傍にいるでしょうか。
「私は悪くない」
「そんなつもりじゃなかった」
そう思った時点で、あなたはあなたでしかなく、お客様の心に寄り添っているとは言えない。そう思いませんか?
- 何がそんなに腹立たしかったんだろう
- 何にそんなに傷ついたんだろう
- 今、お客様はどういう気持ちなんだろう
- 私に何を分かってほしいんだろう
そう考えることに、何の抵抗があるでしょうか。あなたもそんなふうに寄り添ってもらえたら、嬉しいのではないですか?
「ありがとう」「すみません」「ごめんなさい」は素直に伝えよう
- ありがとう
- すみません
- ごめんなさい
この3つの言葉が自然と出てくる人は、心に余裕がある状態。心にゆとりがあるからこそ、仮に相手が悪くても謝ることができるし、お礼を言うことができます。
わざわざ事を荒立てる必要はなく、一言謝って済む問題なら、謝ればいいんです。
仮に気に入らない物をいただいても、わざわざそれを顔に出したり、言葉にしたりする必要性はないですよね。
心あるホステスも心あるお客様も同じ視点で相手を見る
何よりも、この言葉を当たり前に言える人の周りには、やはり感謝と思いやりに満ちた方々が集まります。
わざわざ「出会いに感謝」なんて定型文を使わなくても、感謝に溢れている人の想いは伝わるし、周りの人にも幸せを運んでくるものです。
- ありがとう
- すみません
- ごめんなさい
この3つの言葉を言えるか言えないかは、その人の知性や品位の問題。
たとえ社会的地位が高くてお金持ちでも、見た目が高級品ばかりでも、そうしたところに人間性が現れます。
心あるホステスは、こうしたところでお客様の人格を見ているのです。そして、この3つが言える人を自分の顧客にしていきます。
お客様も同じです。これが言えるか言えないかで、あなたのお付き合いしていく人達が変わっていきます。
何でも「すみません」で済ませる人には、ありがとうと言ってくれるお客様はつかない。
いつも「私は悪くない」のスタンスの人には、ごめんねと気遣ってくれるお客様はつかない。
心当たり、ありません?
ホステスの価値を高めるという意味でも必須
もしも、
と思うなら、ぜひ率先してあなたが使ってください。ただそれだけで、女性らしさやエレガントさが現れます。
たったこの3つが自然と使えるだけで、あなたの品位が格段に上がるのです。
ホステスとしては「素直に言える」程度では足りない!
ただし、視点が自分目線だけではいけません。
- 嬉しいと思ったから「ありがとう」
- 悪いなと思ったから「すみません」
- 怒らせたから「ごめんなさい」
これでは、素人でもできます。あなたはホステスなので、
- 「お客様が何を言ってほしいのか」を汲み取り
- 思ってなくても「心からそう思ってくれてる!」と感じてもらえるように言える
いわけです。そう考えると・・・「私は悪くない!」と真っ先に言い訳するホステスって、素人以下で草。ってことです、ハイ。
もし本当に勘違いで相手が怒っているにしても、
という順番で言えば、大半の人は聴いてくれます。売れないホステスさんはここをすっ飛ばして、
などなど「私悪くない」ということを言うから、イラッとされる。
思ってなくても「ごめんなさい」と冒頭につけるだけで聴いてもらえるのに、ですよ。もったいないですね。というわけで、今日から早速、
- 素直に伝える
- 思ってなくても適切に計算して使う
これを習慣づけてください。
ホステスの心得