「ニュークラブ」って何?クラブやミニクラブとの違いは?

『ニュークラブ』と聞いて、すぐにどんなお店か分かる人は少ないのではないでしょうか。
水商売は流行り廃りが激しく、すぐに新しい業態やジャンルが誕生します。
その中でも、ニュークラブは比較的に店舗数も少ないことから、曖昧なままにされがちです。
そこで今回は『ニュークラブ』の定義はもちろん、混同されがちな『クラブ』や『ミニクラブ』についてもご紹介します!
この記事の目次
まず知っておきたい『クラブ』の定義とは?
ニュークラブを知る前に『高級クラブ』のシステムを理解しておきましょう。『大人の社交場』であるクラブは、銀座や六本木に多く見られる業態です。
お客様は『席料+飲食代』で時間に追われずにゆったりと複数のホステスの接客を楽しむことができます。
ママがいることもひとつの特徴で、ホステスはもちろん、お店の全てを管理しています。またクラブでは『完全紹介制』が基本であり、来店されるお客様は、
- 政治家
- 芸能人
- 大手企業社長
などのVIPが中心です。そのため働くホステスにも、ある程度の資質が求められるため、キャバクラなどと比べると、ホステスの年齢層も比較的高めです。
夜のお店の中でも最も敷居が高く、何事にも一流が求められる業態です。
「ニュークラ」は地域によって違う?
実は「ニュークラブ」は、地域により定義が少し違ってきます。大きく分けて2種類あるので、その違いを解説していきます!
時間制クラブ
六本木や銀座でニュークラと言えば、時間制のクラブを意味します。
通常のクラブには時間制限はありませんが、ニュークラは1セット1~2万円ほどで楽しめるようになっています。
ホステスの年齢層も比較的若く、お店によっては20代半ばがメインのお店もあります。高級クラブをカジュアルにしたイメージが適切でしょう。
高級キャバクラ
東京や大阪、福岡、名古屋などの繁華街に存在するニュークラは、高級志向のキャバクラを意味していることが一般的です。
時間制やマンツーマンでの接客スタイルなどは、キャバクラと何ら変わりありません。
しかし、セット料金はその地域のキャバクラの相場よりも高く、接客レベルも高くなります。
キャバクラと言っても、接待などのビジネスシーンでも利用されるような、落ち着いたお店が多くあります。
北海道ススキノでは要注意!?
ニュークラは、地域によって違いがあると説明しましたが、北海道では特に注意が必要です。
随一の繁華街である「すすきの」では、一般的なキャバクラを「ニュークラ」、セクキャバを「キャバクラ」と呼びます。
セクキャバとは、「セクシーキャバクラ」の略称でお触りOKのお店なので、単なる飲み屋と思っていると、大変な目に遭ってしまいます。
すすきので働く場合は、間違ってキャバクラの求人に応募しないようにしましょう。
「ミニクラブ」は別物?
クラブ、ニュークラブと共によく耳にするのが、ミニクラブでしょう。
ミニクラブとは、スナックとクラブの中間の業態で、ママや数人の女の子と会話やカラオケを楽しむお店です。
小規模店舗が多く、3~4人で営業していることもめずらしくありません。
クラブやニュークラブとは雰囲気や料金に大きな違いがあり、よりアットホームなお店が多い印象です。
まとめ
これらがニュークラブの定義やクラブ、ミニクラブとの違いです。同業者でも、これらのお店の区別が分からない人もいますが、知っておいて損はありません。
お客様に聞かれたときに、しっかり答えられるように覚えておきましょう。
ホステスの心得