お客様の『軸』を仮決めする

人間関係は、大きく分けて3つに分類されます。ひとつは、あなたを絶対に裏切らない関係性。
家族等がこれにあてはまりますね(家族でも裏切る人は裏切りますが)。
次に、あなたを愛情で満たしてくれる関係。恋人やペットなどが当てはまりますね、私もまさにこの2つに満たされています。
最後は、自分にとって一番心地の良い相手。これはずっと、ではなく、そのときそのときで変わります。
ビジネスの勉強がしたいと思っているときは、ビジネスのセンスやスキルに長けた人。野球観戦が好きなら、一緒に球場へ行って盛り上がってくれる人。
おいしい食事を楽しく食べたいなら、会話の弾む粋な人。というように、自分が楽しいと思えることをシェアしてくれる相手のことです。
この記事の目次
お客様のカテゴライズ
本来は、これはプライベートな人間関係を指していますが、お客様にこの3つを当てはめてもいいのです。
絶対に私を裏切らない、私が困ったら絶対に助けてくれる、唯一無二の大切なお客様。
たくさんの愛情をくださって、私の成長をとても楽しみにしてくれるお客様。
一緒に食事をしたり、遊びに出かけたり、気心知れた友達みたいに付き合えるお客様。あなたにも、当てはまる人がいませんか?
私はこれまで、死というやむを得ない事情を除き、お客様と疎遠になったことはありません。
いまでも連絡を取り合うし、一緒に食事をしたり、ドライブやカラオケに行ったり、街にくり出すこともあります。
出張で各地へ行けば、なぜ会いに来ないんだ、と嬉しいお叱りもいただきます。
でも、出会った方々全員と付き合ってきたわけではありません。あくまでも【私が私のお客様と認めた人達】です(偉そうですね)。
ストレスは転機
トラブルを避けて、楽しく毎日を過ごすには、ときどき人間関係を見直す必要があります。お客様も、それは同じです。
自分にとって、他のお客様にとって秩序を崩すような方であれば、断ち切ってしまうことも必要。
極端に言えば、ツケばかりで全然お金を払ってくれない人がいたとして、その人を何年も何十年も無銭飲食させませんよね?それと同じことなんです。
私にとってのお客様、の具体像が浮かばないときは、この3つを軸にしてみてください。
これに当てはまる人を、とことん大事にしてみる。その中でまた、違う具体像が浮かび上がってきます。
あなたが【こういう人をお客様にしたい】と決められないと、お客様は選べないし、それが決まらないうちは、どんな人でも受け入れざるを得ない状況が続きます。
これ!と的を絞るからこそ、そのお客様方が本当に価値のあるものになっていくのです。
ホステスの心得