ホステス同士がモメるのは〇〇のせいです
あなたが勤めているお店は、ホステス同士の仲はいいほうですか?私はですね、本気で仕事と向き合うまでの間に勤めたお店は、険悪でした。
時代も時代でしたからね、お姉さん方に裏階段に呼び出されて、ビンタされることもありました。まー気が強いこと強いこと。
私も人のことは言えませんが、迫力ありました。いまは逆に、そこまで気合の入ったホステスさんがいないので、寂しいくらいです。
チームワークが最高のお店
本気で仕事と向き合うようになってからは、見違えるほど人間関係がよくなりました。
特にNo.1として働いたお店は、ぶっちぎりにいいチームでしたね。本当にすばらしい女性ばかりでした。
そのお店はもうなくなってしまいましたが、お客様にとってもやっぱり「歴代でおまえがいた時代が一番良かった」と口をそろえて言ってくださいます。
私が良かったのではなく、チームワークが抜群だったのです。
言葉にしなくてもお互いに何を考えているのかがわかっていたし、目くばせひとつで指示や要望が伝わっていました。
ママは基本的にチーママと主な連携を取って、何かあれば私に言ってきて、私が下の子たちの面倒を見る・・・みたいな図式が出来上がっていたんです。
「長い歴史の中で黄金期だな」と言っていただける中にいられたことは、とても光栄です。
雇われママの苦難
雇われママになった当初、女の子達のイザコザに、かなり頭を悩ませました。
オーナーは男性で「女性同士ケンカするくらい競争して客引っ張ってこい」という主義。枕もどんどんやれ、というタイプでした。
私はまったくそんな気はないし、女の子達も当然イヤがる。でもオーナーがケンカの火種を撒くので、その尻拭いが本当に大変だったんです。
そこで、考えました。ホステスはどうしてモメるのか、女の職場だからなのか?嫉妬か?等々。
オーナーのやり方をじーっと見てると、その答えが出てきました。女として、女を評価させるからだな、と。
「あいつのほうが気が利いて女らしい、おまえは女のくせに大雑把」「おまえよりあいつのほうがかわいい。おまえ整形して来い」
など、だれかとだれかを比べてわざわざ言葉に出して、意識させることが天才的にうまいオーナーだったんですよね。
劣等感を持たされたホステスは卑屈になるし、相手が何もしていなくてもそのホステスのことをきらいになっていく。
その人がいる限り、自分を比べられるからです。当たり前ですね。
お店はチームワークありき
私はそのやり方&言い方に腹が立ったこともあり、ある日オーナーを呼び出して言いました。
「売上を上げたいなら、私のやること、私が出す指示の邪魔をするな。邪魔するなら店に出てくるな。チームワークを壊す言動は今後一切許さん」と。
とはいえ、オーナーはオーナー。私が女性たちに言ったことは「意外とMだからいじっていいよ、やりすぎたら注意するし、フォローするから」ということ。
その日以来、オーナーが標的になりました。女性たちは、少しずつ強くなりました。共通の標的がいると、人は良くも悪くも強くなるものです。
私に「ちょっとママ、何とか言ってよ」と泣きついてくるのは、ホステスではなく、オーナーになりました。
「知らない」と私が言うと、オーナーはお客様に助けを求めるという図式に変わり、お客様もあっさりオーナーを見捨てる、というオチに収まっていった。
売上も上がったので、オーナーも「おまえたちがまとまるなら俺はいじられ役でいい、どんどんいじってくれ」と言うようになりました(ドM)。
オーナーが落ち着いたので、私は女性たちの中である程度育った子に後輩たちの指導を任せました。やはりこれも功を成したと感じます。
まとめ
ホステスがモメるのは、やっぱりお店の人がだれかと比べることにあると思います。それが露骨になると、雰囲気が悪くなるし、モメやすいです。
揉め事を作りたくなければ、人として平等に扱うことだと思います。
お店なので売上やスキルの優劣がつくのはわかりますが、「あいつと比べておまえはダメだ」というのは良くないですよね。
そして、ある程度できる子が出てきたら、後輩の面倒を任せることが大事だな、とも思います。先輩ホステスも後輩ホステスもともに成長します。
比較されるのはだれだってイヤ、もめ事なんかだれだって避けたい。任されたり頼りにされるほうが、チームワークはうまくいくな、と感じますね。
