豆腐メンタルのホステスさんに捧げる『昔の私』からの忠告

豆腐メンタルのホステスさんに捧げる『昔の私』からの忠告
ホステスの心理学

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

人は、良くも悪くも、偶像を生み出すのが大好きです。

『目の前にいる人が、実際にどういう人なのか』なんてどうでもよく、自分の都合の良いように考えるもの。

たとえば、私のブログを読んで、または私と直接話して、こんな感想を抱く人がいます。

  • 心優しい人
  • 何をしても許してくれる人
  • 過酷な経験をしているから傷付いた人の傷みが分かる人
  • どんなにできなくても何とかしてくれる人
  • だめな私でも受け入れてくれる人

こんな印象を抱いていると知るたびに、私は思います。

 

玲那
玲那
「そう接してほしい」っていう願望じゃない?

 

実際、自分が描いた『玲那さん像』に当てはまらないと分かると、

 

そんな人だと思わなかった

 

みたいなこと言われるんですよね。もちろん、相手の考えや価値観は否定しませんが、私はお金をいただいてコンサルをするので、

  • ダメな自分のまま
  • できない自分のまま
  • 他人に何とかしてもらおうとする姿勢のまま

では困るんですよね。新しい行動・新しい思考を持ってもらわないと、良い結果は出ないので。

それに、『何をしても許してくれる人』なんか、いるわけないじゃないですか。そういうホステスさんに限って、ちょっとしたことでプンスカ怒ってますよね。

自分は許さないけど、他人には自分を許してほしいって、どんだけワガママなんですかw

売れないホステスは理想を他人に押し付ける

お客様のことも、勝手に偶像を抱いてませんか?

  • 口説かない前提
  • 自分が何もできなくても、優しく接してくれる前提
  • 何か話しかけたら、お客様が盛り上げてくれる前提
  • お金うを使ってくれる前提、連絡すれば来店してくれる前提

などの姿勢で、接客していないでしょうか。きっと、「違う」「そんなことない」と言いたくなるでしょう。でも、コンサル生さんの話を聴いていると、

 

玲那
玲那
お客様が優しくしてくれる前提なんだなあ

 

と感じることが、本当に多いのです。良いお客様と出会いたい、良いお客様につきたい、良いお客様に気に入られたいという気持ちは、だれでも同じです。

でも、理想を相手に押し付けて、理想とは違う一面を見て傷ついたり、落ち込んだり、切り捨てたりするのは、違いますよね。

少なくとも、「相手を思いどおりにコントロールしたいんだろうな」と感じるホステスさんは、圧倒的に多いです。

その結果、ノウハウやテクニックに走ることになります。

でも、あなた自身が変わらない限り、どんなノウハウやテクニックを学んでも、何も変わらないのです。

それでは、一生売れないのです。昔の私も、メンタル的に不安定だったり、他責の意識が強くて自分を顧みることができず、かなり遠回りをしました。

売れないホステスは自分にも理想を押し付ける

完璧主義やネガティブ思考のホステスも、自分自身に『理想の私』を押し付けて、理想とは違う自分を全否定し、いじめ抜きます。

たとえば、『「できたら送ろう」で仕事ができる悠長な人々の思考』という記事で書いたタイプのホステスも、自己否定型ですね。

具体的に、どういうホステスが当てはまるかというと、

  • だれかと同等のクオリティじゃないと『できている』とは思えない
  • 熟練ホステスと同じことができないと『できてない』になる
  • たったひとつのミスも許されない
  • 怒られるようなことがあってはならない
  • 常に『できることが大前提』

そんなことはだれも求めていないのに、本人がだれよりも『できない自分』を受け入れられないので、助言をしても受け取れません。

理想を持つことはとてもいいことだし、理想を目指すのはすばらしいけど、

 

玲那
玲那
なんで、やったことがないことを『できる前提』で考えるの?

 

と、思いませんか?やったことがない、新しいことをプロ並みにできる人がいたら、それは天才ですよ。少なくとも、私には無理です。

周りの目が気になって、なにもできないでいるホステスも、同じですよね。

人って本当に無責任で、勝手な理想像を押し付けてきて、想像と違うと勝手に傷ついて落ち込んで、騒ぐじゃないですか。

そんな人たちの顔色を伺って、あっちにいい顔、こっちにいい顔してたら、自分を見失うのはあたりまえですよ。

バラバラの意見を全部聞こうとすれば、何が正解で、何をすればいいのかわからなくなっていくのは当然だと思います。

他人が勝手に作り上げた理想像を背負ってまで、自分を偽る必要性ってありますか?

そんなことしたって、だれもあなたの人生に責任は負ってくれないし、そういう人たちこそ、あなたが困っても何もしてくれませんよ。

自分でハードルを上げれば上げるほど、あなたが苦しむだけです。

現実としっかり向き合って受け入れる

『理想だけは立派』が、売れないホステスの特徴です。通常、理想を掲げた場合、

  • 現状の自分の状態
  • 理想の自分の状態

を把握し、逆算して行動を決めます。でも、売れないホステスは、現状把握ができません。なぜなら、現実の自分を見るのがイヤだからです。

理想の自分と比べれば、自分は『できていない』の塊ですよね。でも、期待値が高すぎると、『できない自分』を受け入れることができないのですよね。

できない自分を見るのがイヤで、できない自分を見ることができないから、現状を変える方法がわからないし、わかっても行動できません。

その結果、他人をどうにかすることばかり考えたり、本質的な問題から逃げて、関係ないことばかりやって、時間と労力を大幅に無駄遣いします。

でも、そんなことを続けても、理想には近づけません。自分と向き合わないと、自分の仕事はうまくいかないのです。

 

だって、最大の敵は『過去の自分&現在から逃げたくなる自分』ですよ?

 

「メンタル強化しろ」とは言いません。

メンタル豆腐な人には、それなりの理由があります。生まれつきの特性もあれば、経験値が足りていないケースもあるし、トラウマも関係します。

「気合が足りん!」なんていう根性論も、言いません。精神論でどうにかなっているなら、とっくに解決しているからです。

だから、落ち込んでもいいし、心折れかける日があってもいいし、逃げたくなる気持ちが湧いてもいいのです。

ただ、現在の自分と向き合うことからは、逃げないでください。

自分から逃げてばかりいると、数年後は今以上にしんどくてつらいですよ。『自分と向き合えずにいた過去の私』からの忠告です。

人と比べたり、理想の自分と比べるのは、自己否定するためではありません。今の自分がどのレベルかを知るために、比較対象として見る。それだけです。

自分と向き合うのが怖い人は、いつでも私に相談してください。一緒に向き合いましょう。

 

ホステスの心得

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴15年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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