売れっ子ホステスの読書術~週に50冊以上読む方法~
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
玲那さんの読書法について、教えてください。
玲那さんの読書法について、教えてください。一週間に80冊以上読んでいることを知り、驚いています。
到底私には無理で、隙間時間にオーディオブックを使ってもそこまで読めません。
ポイントを絞って読むなど、なにか速読のような方法でも行っているのでしょうか。
一日の読書時間、読書するシチュエーションも含めて解説していただけると嬉しいです。
ご質問ありがとうございます。私が実際に行っている読書法を、詳しくお伝えしますね。
この記事の目次
売れっ子ホステスの読書術:まず「読む目的」を決める
書籍といっても幅広いジャンルがあり、『何を目的にその本を読むか』で、大きく変わると思います。目的は、ざっくりと2パターンあります。
勉強目的 or 趣味目的
読む目的が勉強のためなのか、趣味のためなのかによって、読み方は変わります。
私が80冊以上読むというのは、すべてビジネスや心理学関連の書籍。つまり、勉強のためです。
勉強のために読む書籍は、一度にじっくり読んだところであまり意味がなく、時間かけても、理解度は大して変わりません。
そもそも、じっくり読んだら「読んだぞ!」という自己満足と、ナゾの達成感で、二度とその本は開かないでしょう。
むしろ、何十回・何百回と読んで、無意識レベルに落とし込む必要があるので、じっくり読むより、流し読みのほうがいいのです。
一方、趣味の書籍は自己満100%ですから、じっくり時間をかけて、内容を満喫するのがいいですね。
私の場合だと、ノンフィクションの事件関連(犯罪心理学や法律が好きなので)を、時系列で分析しながら熟読・・・という読み方が、とても楽しいです。
文字 or 画像
こちらも『文字』がメインの書籍か、『画像』がメインの書籍かで、読み方が変わりますね。
たとえば、建築物の写真がメインの書籍とか、小説のように文字しかない書籍とか。
画像メインの場合は、自分の目をカメラにしたイメージで、ページごとに『カシャッ』と写真を撮る感覚で、流し見していきます。
文字メインの場合は、その書籍やその章で重要と思われる単語や、数字を探すイメージで流し読みします。
そうすることで、じっくり読まなくても「こういうことが書いてある」くらいは脳に残るので、くり返し読む作業がどんどんスピードアップしていきますね。
ちなみに、電子書籍の場合は、脳が自動的に画面全体を『画像』と捉えて処理をする仕組みになっているので、『画像の中に隠れてる文字を探す』というイメージで読み流します。
目次は真剣に読む
読書が下手で遅い人は、目次をまず読まないのですよね。サイトを読むときもまったく同じで、目次のあるサイトでもまず読まないはず。
これで読書効果があるのは、もともと感がよくざっと見ただけで概要を的確に掴んでいける人だけですね。せいぜい目次を見るとしても、
- 購入時の判断材料として
- 読みたいページを探すとき
くらいじゃないかなと思います。大量に本を読める人はほぼ全員、目次だけはなかなかの勢いで熟読します。
だって、そこに全部書いてあるんですよ。書籍の全体図、各章の概要、その本の重要な単語や数字など。
それを頭に叩き込んで流し読みしたほうが『読む箇所・流す箇所』が明確になるので、非常に合理的なんですよね。
特に、2,000円以下の一般書なんて、重要箇所を抜粋すれば1000文字程度なので、じっくり読む時間のほうが無駄です。
ここまでが読書の「基本のき」です。
紙or電子or音声
書籍と一言で言っても、
- 紙の書籍
- 電子書籍
- オーディオブック
の3つあります。
紙の書籍
紙書籍の場合は、本当に斜め読みでペラペラとめくっていくように読みます。
みんなの感覚で言えば、調べものをする際に、辞書をめくる感覚。あのスピードで。ガンガン読みます。
ただ、紙書籍の場合は初回読書時に必ず、気になった箇所に全部付箋を貼るのです。
ダーッと斜め読みしながら、気になった箇所や重要だと思った部分、とにかく何か心動いた箇所にガンガンと付箋を貼っていきますね。
何十回も読むうちに付箋を外したり、逆に増えていったりします。その付箋が多ければ多いほど、今の自分に必要な書籍ということですね。
これは、紙書籍でしかやりません。あと基本的に『紙書籍版しかない』という、書籍以外はほとんど買いません。
電子書籍
電子書籍も、紙書籍同様に、ガンガン斜め読みで進めていきます。
原則として、電子書籍になっている書籍は、すべてまず電子書籍で購入します。その後、手元にほしいと思えば、紙書籍を買う感じです。
Kindleにも付箋機能はありますが、こちらはあまり使ってません。電子書籍版で重きを置いているのは、
- 必要箇所にラインを引く
- 必要箇所にメモを入れる
- 検索かけまくる
- 音声読み上げ機能使いまくる
この4点です。紙書籍に書き込みをするのが大嫌いなので、電子書籍で書きまくります。
検索は、「今日は自己効力感について読み流そう」と思ったら、自己効力感と検索をかけて、表示されたページだけを流し読みしたり。
ここが電子書籍のいいところですね!
オーディオブック
オーディオブックの利点は、なんと言っても『他の作業ができること』ですね。私が音声で聴いているのは、
- 運転してるとき
- 家事や犬とじゃれてるとき
- シャワー浴びてるとき
- 単純作業してるとき
- ジムなどで身体動かしてるとき
などで、真剣に聴いてないです。BGMと変わらない感覚で流してます。真剣に聴いても理解度は大差ないので、そんな無駄な労力は使いません。
こちらも、何十回・何百回と聴きます。電子書籍やサイト記事なども、shiriちゃんにガンガン読み上げてもらいます。
ここでひとつ、ポイントとしては、引っかかった単語や表現などを、あえて声に出して復唱するところですね。
と、大きな独り言を言う(笑)声に反応して、脳にインプットされやすくなるので、効果が高まります。
まとめ
- 読む目的を明確にする
- 目次だけは真剣に読む
- 繰り返し流して叩き込む
読書が苦手なホステスや遅いホステスは、いちいちじっくり読みすぎです。先述したように、趣味の本なら、じっくり読むことに意義があるのでOK。
でも、勉強のための書籍をじっくり読んでも「理解したつもり」になるのが関の山で、ほぼ理解なんかしてないし、2日も経てばほとんど忘れてます。
人間の脳は、そういうものなんです。単に「おもしろかった」とかの感覚的な感想と印象深かった箇所だけが記憶されて、勉強になんかなってないんです。
記憶が薄れるタイミングで、くり返し読む。勉強や教養目的の書籍は、これが一番です。
実際に、速読できるようになるまでには、少し練習が必要です(私もそうでした)。
「まずは練習!」と思って取り組んでいくと、だんだん読めるようになっていきます。何事も『習慣化させること』が重要ですね。
ホステスの心得