黒服から見た「水商売で成功する人」のたったひとつの共通マインド

こんにちは、ダメな黒服です。
初めまして。
ススキノで35年間黒服をして働き、
現状の接客業に危惧を抱いていたところ、
ちょっとした切っ掛けで
REINAさんとご縁をいただき・・・
なんと今回こうして「ホステスの心得」で
お話をさせていただくことになりました。

拙い文章で恐縮ですが、
気持ちを込めて書こうと思います(照)
これから、どうかよろしくお願い致します。
目次
黒服から見た売れっ子ホステス・売れっ子キャスト
ボクは18歳から夜の世界に入り、何千人のホステス・キャストを見てきました。
指名制のお店で言えば、
- 一日平均15本の本指名を取り続ける売れっ子さん
- 月間でも、10本も指名が取れないキャストさん
- 週3回の出勤でも、必ずなんと、一日2~3本の本指名を取るバイトさん
などなど。その上で気付いた、
売れっ子ホステス・売れっ子キャストになる人のたったひとつの共通点
について、黒服の見解をお話ししたいと思います。
水商売で成功する人の共通点とは
先述したとおり、水商売で成功する人にはたったひとつ、共通点があります。
その要素を持っているだけで、必ず指名に結び付き、早期に結果を出すことができる。
水商売に限らず、人間関係を構築する上での必須条件とも言えます。
さて、何だか分かりますか?
そう、「感謝の気持ち」です。
なあんだ、そんなことか、と思うでしょうか。
あなたは「持っている」と胸を張って言えますか?
では『感謝の気持ち』がどのくらい数字に影響するか、考えたことがあるでしょうか。
お店とは人が集まる場所=社交場と心得る
そもそもお店という場所は、様々な人間が集まって、経済活動がなされる場所です。
- お会計をいただくお客様
- 一緒に働くホステス・キャスト
- 営業をコントロールするスタッフ
- 経営者やオーナーママ
これらはすべて、あなたの売上に関わっている人たちです。
お客様は、あなたの報酬となる原資を支払ってくれる、一番影響のある存在。
一緒に働くホステスやキャストは、お客様を一緒に接客してくれる存在。
スタッフは、お客様を接客する準備、接客以外のほとんどのことを担ってくれる存在。
経営者やオーナーママは、すべての責任を負ってくれている存在。
これだけ多くの人が集まって、売上金が発生するのです。
つまり、
人間関係をどう構築するか
これが大きな要因となります。
「感謝」は水商売の要である人間関係の重要な鍵
その人間関係を構築する上で重要な鍵となるのが、感謝を表すこと。
感謝の言葉を添えた贈り物
感謝を伝えるための行動
これらの繰り返しによって、
「私はあなたに感謝している」と深く意識させる
ということが重要です。
お客様への「感謝」を表す行動と結果例
たとえば、来店礼状でお客様に感謝の気持ちを伝える。
これによって、
- お客様自身の行為を肯定する(させる)ことができる。
- 自分自身に「お客様は特別な存在である」と認識させることができる。
- 感謝され特別な存在となったお客様は、あなたに対して他のホステスと違う感情を持つ。
上記のような効果が見込めます。
それだけで、次回来店の動機要因のひとつなります。
[st-kaiwa3]どうせ遊んで金を使うなら、感謝してくれるあの子の店に行こう[/st-kaiwa3]
こんなふうに思ってもらえたら、まずは成功!ではないですか?
確かに、実際はこんな簡単に行きません。しかし、
楽しかった記憶を呼び起こす効果
これらの効果は必ずあります。
合わせて、良質のお客様であればあるほど、
わざわざお礼状を送ってくれた手間と書く時間
に対して大なり小なり感謝を抱きます。
きちんとあなたの感謝が届き、心に響けば、
[st-kaiwa3]お手紙届いたよ。わざわざありがとう[/st-kaiwa3]
とメールやラインが確実に届きます。
※こうなれば次回来店の際、指名に繋がるのはほぼ確実です。
一緒に働くホステスへの「感謝」を表す行動と結果例
一緒に働いているホステスやキャストに、
[st-kaiwa2]この前は助けてくれてありがとうね!
お客様が、ヘルプなのにがんばってくれてありがとうって言ってたよ。
またお願いね。[/st-kaiwa2]
と伝えるだけで、そのヘルプにとってそのお客様は、他のお客様と違う存在になります。
自分のがんばりを理解してくれた、認めてくれたと感じるからです。
もちろんそこには、下心も湧くでしょう。
次回来店時の指名を狙っていたり、同伴やイベントノルマ達成のためにがんばるのかもしれません。
でも、そのためだけにがんばるヘルプとは、確実に言動が異なるはずです。
自分を認めてくれた人(お客様はもちろんあなたも含めて)のために、がんばりたい。
それが「人の心」ではないでしょうか。
これも、最終的にあなたの数字として返ってくることです。
一緒に働くスタッフへの「感謝」を表す行動と結果例
たとえば、付け回しと呼ばれるリストに対して、
[st-kaiwa2]あのお客様に回してくれてありがとう。相性ドンピシャでした。これからもよろしくお願いします[/st-kaiwa2]
と言ったら、きっとそのスタッフは喜ぶでしょう。
それだけでなく人間は高く評価してもらった人間に対して、その評価に報いようとするはずです。
同時に、評価を下げたくないとがんばります。
またあなた自身も、自分の得意なお客様を認識させることで、
他のホステスより早く大きく結果が出る
他のホステスには言わない情報やアドバイスをくれる
という結果を得られるかもしれません。
「感謝」は売れるホステスの共通マインド
理想の人間関係は、お互いに感謝し合える関係だと思います。
感謝のピンポンラリーで構築されて発展していく関係性は、永く続く、周囲に影響され難い関係ものですよね。
お客様相手に、同僚相手に、スタッフ相手に、それをいかに構築するか。
僕が見てきた限り、売れっ子ホステスには全員この「感謝」という共通のマインドがあります。
感謝を示す=望む環境・結果を作り出せる
感謝を表現する行動だけで、これだけ有利な状況を作りだすことができます。
相手の些細な感情を読み取り、感謝を表現することで、結果に大きな差が出ます。
つまり、感謝することで、
- 相手にとって自分の存在が他の人と異なる
- 少しだけ特別な存在になれる
のではないでしょうか。
これが、実際に多くの実例を見てきた感想です。
ホステスを辞めても、違う分野で成功する人たちは、人に対する感謝の心を必ず持っています。
成功した人のすべてが惜しみなく「ありがとう」と口にします。
もちろん、感謝するだけで売れっ子になり、報酬が大きくなる、とは言いません。
が、大きな要因であることは紛れもない事実です。
「ありがとう」は一言で伝わる最高の評価
あなたが他人から感謝されたら、どんな気持ちになりますか?
相手が喜んでいる様子を見たら、自分の行動や考えほうが肯定されたと感じませんか?
またしてあげても良いと思いませんか?
帰り際のお客様からいただく「ありがとう」は、接客に携わる人間すべてにとって、最高の評価ではありませんか?
ならば、あなたもきちんと伝えるべきです。
今日からでも遅くはありません。
小さなことから「ありがとう」と言葉にする習慣をつけましょう。
ホステスの心得