相手の緊張感・警戒感を一瞬で取り除く方法
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
突然ですが、あなたは人見知りですか?私は生粋の人見知りです、誰も信じてはくれませんが(笑)いわゆる「隠れ人見知り」ってヤツです。
仕事だと思うとあまり怖じ気づきませんが、オフモードになると途端に初めての場や初めての相手に緊張します。
だから、慣れない場所で慣れない相手といきなり会話をしなければならない・・・というお客様の居心地の悪さは、とても理解できるのですよね。
特にお連れのお客様などは大半の方が『自分が来たくて来たわけではない』という状態なので、殊更だと思います。
そんなときにお客様の緊張感を和らげたり警戒感を取り除くことができたら、会話もコミュニケーションも楽しくなって、人見知りでも安心して過ごせますよね。
心地好く会話が進む話し方、聴き方ができるとお客様とすんなり打ち解けられます。
今回は具体例とともに、初対面での場でお客様の緊張感や警戒感を一瞬で取り除く方法についてお話しします。
親近感を増加させる「オープンマインド」の精神
オープンマインドは親近感を増加させてくれます。オープンマインド=軽めの自己開示のこと。
決して生まれてから今日までの育成歴やあなたのプライバシーを赤裸々に語れ!ということではありません。そもそも緊張感や警戒心って、
- 相手がどういう人なのか分からない
- ここがどういう場所なのか分からない
といった「分からない」が生み出す心理。ということは、分かることが増えるとそれだけ緊張も警戒もほぐれていくということです。
お客様と会話がスタートした序盤、たとえばご挨拶の直後などにこう言ってしまえば良いのです。
あなた自身が思っていることを、直球で伝えてしまえば良いのですね。
そうすることであなた自身の緊張感も警戒感もほぐれるし、お客様も「同じだー」と安心したり、「可愛げのある子だなあ」と好意的に感じてくれたりします。
あなただけが緊張している場合でも、そう伝えてしまうことによってお客様があなたの緊張をほぐしてくれるような会話をチョイスしてくれたりもします。
結構良いことずくめです。『心が通じ合う関係を築くコツは?共感と安心を育む自己開示術』でも話したように、信頼関係を築く一歩にもなりますよ。
お客様の話を聴くときにはここに注目してみよう!
どうしたらお客様が心を開きやすくなるか?それは、あなたの「聴き方」に重要なポイントがあります。
お客様の話すことに耳を傾けて「うんうん」としっかり頷いたり、「そうなんだ!」と相槌を打ったり・・・というありきたりな基本はもちろん大事。
でもその際に気を付けてほしいことは、以下の3つです。
- お客様の話すテンポに合わせる
- お客様の話す声のトーンに合わせる
- お客様の呼吸に合わせる
この3つに意識を向けて、お客様の「会話リズム」にチューニングを的確に合わせていくようにするのです。
そうするとお客様にとってとても心地好く打ち解けやすい心情を生み出せます。
あなたも、あなたのペースを無視してマシンガントーク炸裂!という人よりもあなたの話に合わせてくれる人のほうが話しやすいと感じませんか?
それと同じです。
こんなお客様には要注意!合わせすぎるとトラブルを引き起こす可能性も!
とはいえ、「注意しなければならないポイント」も確実にあります。たとえばお客様が緊張のあまり早口になっている場合。
この際に同調してリズムに合わせてしまうとさらに緊張を高めてしまうのでお客様だけでなくあなた自身もパニックに陥ってしまったりします。
こうした場合にはあえてスローペースで、お客様のリズムに合わせるのではなく、あなたのリズムに合わせてもらうように会話を進めると良いですね。
そうすることで落ち着きを取り戻していき、緊張感も徐々に薄れていきます。
でも「緊張のあまり早口になりました!」というのは愛らしい状態ですよね。微笑ましく対応できるし、あなたも少し余裕を持てるはずです。
一番厄介なのは「色恋目当てのお客様」。これはもう「合わせたくない相手」ですよね。
ところが多くの売れないホステスさんは、合わせたくないにもかかわらず、お客様のノリに合わせているはずです。
そんなことをしていると良いように口説かれて消耗します。
合わせたくないお客様の場合は、あえて「相手のリズムには合わせない」と決めてマイペースを保ちましょう。
変に相手のペースに巻き込まれるより、ノリ悪いなーと思われたほうがマシです。
まとめ
- 序盤では軽く自己開示する(感じていることを言葉にする)
- 話を聴くときは「3つのリズム」を意識して合わせる
- 合わせたくない人にはマイペースを貫く
相手のリズムに合わせる!と意識しすぎて、肝心の会話が疎かになってしまったり、あなたがかえってガチガチに緊張したり・・・という状態になったら本末転倒ですよね。
なので最初は身近な人で練習しましょう。なので最初は身近な人で練習しましょう。
セッションを利用しているホステスさんは、私を練習相手にしてくださってOKです。
それ以外だと恋人か家族、友達や同僚など、身近な人と何気ない会話をしているときに練習のつもりで実践してみてください。
これはスキルなので、数稽古をこなせば確実にできるようになっていきますよ。
ホステスの心得