売れっ子ホステスがコンビニ感覚で美容室へ行く理由
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
コンビニ感覚で美容室に行くのは、売れっ子ホステスだけでしょうか(^▽^;)
「今日3回目ですねw」
と、現役時代に言われたことがありますが、シャンプーしすぎて「将来ハゲるんじゃないか」とヒヤヒヤでした。
着物→ドレス→着物、っていう会食スケジュールは、とっても迷惑(笑)
そんな、『売れっ子ホステスほど、それくらい外見に気を遣うんだよ』というお話です。
この記事の目次
ホステスが毎日美容室へ行くのは「プロ」だから
外見の作り込みは、美人に見られるためでもなければ、お客様を喜ばせるためでもありません。
お店のコンセプトと、あなた自身のためです。
色恋せずに売上を上げたいなら、絶対にプロの目と技術を利用すべきです。
色恋商法のお店と色恋で売らないお店の大きな違い
実は、色恋商法を得意としているお店は、あまり口うるさく「美容室へ行け」とは言いません。
これは銀座でもそうです。ある程度見た目がきれいであればOK。
色恋商法は、誰でも口説けそうな子じゃないと困るので「見るからにシロウト」である必要があるし、それが価値だから。
逆に、美容室へ行かないと出勤させてもらえないようなお店は、接待客が多くなります。
「ある程度ステイタスのあるお客様でないとお相手しません」
という姿勢を示すために、お店がお客様を選ぶ立場を維持するために、働くホステスはプロである必要があるし、それが価値だから。
これも、お店選びのひとつの目安になりますね。
「プロのホステス」を口説くのはお客様にとってハードルが高い!
あなたよりも、圧倒的にお客様のほうが水商売や夜の街に詳しい可能性が高いですよね。
つまり、大半のお客様は、『どういうホステスなら口説きやすいか』を、重々知っているということです。
しかも、ほとんどの場合は、一目見ただけで判別できます。
- 美容室へ行くお金がない
- ヘアセットにお金をかけない
- ヘアケアを怠っている
- 自分に似合う髪型を知らない
- お店以外で会うと髪型への意識が低い
などなど、あらゆるところであなたは、お客様から値踏みされているわけです。
では、売れっ子ホステスはどうか、というと。人と会うときには必ず美容室へ行きます。
衣装に合わせてヘアセットをする、これはもう当たり前中の当たり前。それ以外にも、
- これから会う人がどういう人か
- 何を目的に会うのか
- どういう場で会うのか
といった点を踏まえて、ちゃんとヘアセットをするわけです。
つまり、『プロのホステス』という外見をお金で買うことによって「この子はプロ意識が高いな」と視覚的にお客様に感じさせることができる。
お客様は、プロのホステスを口説くのは難易度が高いと分かっているので、プロっぽさを感じると安易に口説けないのですよね。
結果、色恋になりにくいというわけです。
アキバ系アイドルと女優に見る売り出し方の違い
たとえば、秋葉原の地下アイドルなんかは、自分で衣装もヘアメイクもやりますよね。
顔立ちがお人形みたいにかわいくても、垢抜けないシロウトっぽさは否めない。
だからこそ身近な存在でいられるし、ファンも話しかけやすいし、「あわよくば彼氏になれるかも!?」と思える距離感です。
でも、女優として売り出したい子には、事務所も最初からヘアメイクをつけます。専属がつくのは売れてからですが、ちゃんと最初からプロがつく。
『一般と少し距離のある逸材である』と示すために、あらゆるプロが技術を総動員するのです。
彼女にしたいベスト5に入っても、「彼氏になれるかも!?」とは思わないし、そもそも直接会えるチャンスもない。
これって、すごく分かりやすい「プロ」と「アマチュア」の差だと思いませんか?
「素人っぽさが売りのお店」=ド素人のままでいい、ではない!
色恋目的のお客様がつきやすいホステスは、見た目がやはりシロウトなんですよね。
こういう話をすると「私のお店は素人がウリなので」と言うホステスも多いですが論外です。
- 素人っぽさ(演出)
- 本当のド素人
この2つの区別がついてないだけですね。
本当のド素人な見た目だから、オレでも手が届くと思われやすいし、「ド素人がナマイキに断りやがって!」と怒りのスイッチが入りやすい。
高級クラブがヘアセットを義務付けている理由は、
- プロでいてくれないと客層が悪くなる
- 中身が育つには時間がかかる
- せめて簡単にテコ入れできる外見だけでもプロに仕上げてきて!
ということです。
ホステスの報酬が高いのも、すべて「プロ」であってもらうためであり、「プロ」であり続けてもらうため。
色恋商法という安っぽい売り方をしないお店は、お店の質を維持するために素人のままでいてもらっては困るのです。
「プロのホステス」にしてくれる「ヘアメイクのプロ」を探そう
売れっ子ホステスの多くは、お店に無料サロンがあっても、自分が探し出して信頼したプロに、あえてお金を払って、ヘアセットをお願いします。
仮にお店専属のヘアメイクを使うなら、自分自身がプロ並みに研究して、ブランディングに沿って細かく指示を出すのですね。
それくらい外見の作り込みに対しても、手を抜かないのが売れっ子ホステス。
ヘアセット以外は自分でやるとしても、美容オタクで本当によく研究しています。私はそういうのとっても苦手なので、全部プロに丸投げしてましたが笑
じゃあ、
というホステスさんは、どうするか。
すでに「毎日美容室へ行くのが日課」のホステスさんの場合
あなたがクラブホステスで、すでに毎日美容室へ行くのであれば。
お店指定の美容室があって安いからとか、無料でやってくれるからとか、そんな理由で決めているうちは、残念ながら売れません。
- プロとして最大限の魅力を引き出してくれるヘアメイクさんを探す
- 毎回その人にお願いする
これを実践しましょう。「この人!」という人を見つけるまで、いろんな人にやってもらいます。
そうすることで、あなた自身の目も養われるし、意外な発見もあります。
『どういうホステスになりたいか』
これをしっかり考えて、コンセプトを共有できる人を見つけましょう。
「毎日美容室へ行く」が必要ないお店のホステスさんの場合
「毎日美容室へ行け」と言われるお店で働いていないホステスさんであっても、美容室には行ったほうがいいです。
『素人っぽさが売りのお店』で働いていたとしても、『素人っぽさが売り』と美容師さんに伝えればいいだけです。
少なくとも色恋をしたくないなら、ド素人感からは脱しなければなりません。
経済的に厳しいなら、3週間に一度のペースで通って、自分に似合うセット方法や手入れ方法をしっかり相談しましょう。
普段着ている衣装の写真などを見せて、イメージをつかんでもらうようにすると、なおいいです。
ちなみに、私の担当美容師は、
- ○日○時から
- ホテル○○で
- 弁護士と会食(重要客)
など、概要を伝えると、キャラと衣装イメージを踏まえて、セット内容を考えてくれます。
終了後は、私も感想をフィードバックします。これによってブラッシュアップされていくのです。
自分の売上を作る、チームの1人だと思って付き合える美容師さんを探しましょう。