私が【ホステス】にこだわる理由

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
私はどんなに時代遅れと言われようと『キャスト』とは言いません。言葉が持つ意味を大切にしたいと思うからです。
日本の接客スキルはトップレベル、世界最高峰と言われています。
世界中の接客業の方々が、日本の接客を学ぼう、日本の心を学ぼうとするくらいです。
ところがその国に住んでいる私達日本人は、諸外国の方々がお金を払ってまで学ぼうとする和の心を見ずに、次から次へと横文字&カタカナが飛び出し、本質をすっかり忘れている様な気がします。
おもてなしの心はそもそも日本がお手本になっています。
心を込めてお客様のお世話をする、それがおもてなしであり、接客であり、ホスピタリティです。
ホステス、ホストというのは、日本では職業として呼ばれていますが、これは日本だけです。本来は、
- ホステス=お客様をおもてなしする女性、お客様のお世話をする女性
- ホスト=お客様をおもてなしする男性、お客様のお世話をする男性
です。こういう、言葉が持つ意味って、とても大切だと思うのです。
横文字がお好きなら、「理解する=understand」で考えてもいいですね。
これは【相手より一段下りて立つ】という言葉です。【聴いてあげる】ではなく【聴かせていただく】。【してあげる】ではなく【させていただく】。
【理解してあげる】ではないんです。
理解したいと思う側が一歩下がるのがおもてなしの心。お客様に喜んでいただきたい、そう思うことからおもてなしは始まります。
それは喜んでいただけたら自分も嬉しいから、自分も一緒に喜びたいからやるんです。
お客様を理解したい、と思うから会話は進み、お互いの距離が縮まります。
楽しんでいただこう、と思うから努力が必要なことも苦にならず、自分もそれを楽しんでやれるワケです。
『心の交流』は、私のホステス時代の信念であり、ホステスという仕事に誇りを持っていました。
- 心を持たないホステスに、ホステスでいる資格はない
- 心を忘れた人に、その先に開ける道はない
これが私のポリシーだったワケです。なぜなら、私たちの提供するサービスは、形がないから。
形がないものを商品とする以上、心がなくなったらそれは詐欺と同じじゃないでしょうか。
キャストという言葉自体は、否定しません。その言葉で、プロとして仕事を全うできる人もいると思います。
でも、私は「お客様をおもてなしする」という精神を忘れたくない。だから『ホステス』にこだわりたいと思っています。
ホステスの心得