元ナンバーワンが作った『下ネタしか話さないお客様』へのお礼状

元ナンバーワンが作った『下ネタしか話さないお客様』へのお礼状
ホステスの営業

色恋ではないんだけど、初対面の会話で下ネタしか話してない・・・。そういうとき、ありませんか?私はありました。

コンサルでも、年に何件かはそういった相談があります。

 

下ネタ以外何も話してないから、お礼状に何を書けばいいのかわからない!

 

わかります、その気持ち。

こちらがどれだけ話をそらそうとしても、すごい角度から下ネタに結び付けていくお客様もいますもんね。敏腕か!と思わずツッコみたくなります。

というわけで今回は、

  1. 下ネタしか話せなかったお客様へのお礼状(例文)
  2. 色恋目的ではない、下ネタ好きなお客様の特徴
  3. お礼状1通で次の話題や口コミにつながるポイント

について解説します。お礼状は実際に私がつくったものなので、そのまま使っていただいてもOKです。

下ネタしか話せなかったお客様へのお礼状(例文)

では早速、下ネタしか話せなかった!というお客様へのお礼状を書いてみましょう。

拝啓 秋冷の候、〇〇様におかれましてはますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。

先日はクラブ△△へお運びくださり、誠にありがとうございました。〇〇様のサービス精神旺盛なお人柄と経験豊富な一面に触れ、大変学び多きひとときでございました。女性にはなかなか知り得ない男性の世界を垣間見ることができ、世の中の広さを痛感しております。至らぬ点も多くございますが、〇〇様のご期待に沿えるよう研磨してまいりますので、今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。

ご多用の日々とは存じますが、お風邪など召されませぬようご自愛くださいませ。また〇〇様にお会いできます日を心よりお待ちしております。 敬具

いかがでしょう、とても下ネタ満載の会話だったとは思えませんよね。

下ネタ自体を受け付けない!というホステスさんは、下ネタしか話さないお客様に嫌悪感しかないと思います。私の場合は、

  • 口説く
  • 触る
  • 露骨な表現で下品な下ネタトークをする

この3つ以外はまったく差し支えないので、それを前提にお礼状の文章も作ってあります。

「ご期待に沿えるよう研磨してまいります」の一文は、自分の許容できる範囲で下ネタにも付き合いますよ、というメッセージも含まれることになります。

なので、下ネタ一切お断り!のホステスさんは、

至らぬ点も多くございますが、〇〇様におくつろぎいただけるよう研磨してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

といった文章に差し替えると無難かな、と思います。くつろげるようにはがんばるけど、下ネタに付き合うとは言ってない、という表現。

間違っても、下ネタ自体には直接的に触れないようにしましょう。

色恋目的ではない、下ネタ好きなお客様の特徴

口説かないし、触らないし、過敏な女性以外ならさほど不快にならない程度の下ネタの話で盛り上がるようなお客様は、オープンな性格でノリのいい方である可能性が高いです。

だからこそ、あえて堅苦しい表現にしてあります。すると、ツッコミたくなるのですよね。実際、私のお客様もこんな内容の手紙を受け取った直後、

 

お客様
お客様
風俗の話でよくあんな文章書けるね!

 

とソッコーで電話がかかってきました。

文章だけではわからない、私とお客様との秘密がそこにあるからこそ、そこで動いた感情を共有したくなり、連絡をくれるのです。

また、こういうお客様に限って、お酒の席以外では一切下ネタなども言わないどころか、意外に紳士的で女性に優しかったりもします。

下ネタばかり話すから女性の目を気にしていないかと思いきや、意外と気にしている。

実は『一緒にいる人全員に楽しんでほしい』という気持ちを強く持っている人でもあります。

そこで下ネタをチョイスするのは、適度な下ネタならだれにでも共通でだれも傷つかない(嫌な思いをしない)という思い込みがあるからなのですが、本当に悪気はないのですよね。

一緒にいる人が楽しんでくれるなら、下ネタじゃなくても会話が成立する人、なのです。

スタートは下ネタだったとしても、関係性を深めて自分を知ってもらえば、下ネタ以外のトークが主になっていきます。

私のお客様も、最初は下ネタだったけど回を重ねる毎に一切下ネタトークをしなくなった、という方が何人かいます。

そういう会話を嫌う人もいるよ、としつけていくことも、結構カンタンです。何せ、楽しんでほしい人だから。

なので、最初の下ネタで毛嫌いするのはもったいない。ぜひともつかんでください。予想外にいい顧客になってくれるタイプです。

お礼状1通で次の話題や口コミにつながるポイント

話をお礼状に戻すと。このお礼状は、

  • 次の会話ネタ
  • 口コミネタ

として活躍してくれます。

あるお客様は、お礼状を受け取ったその日にご来店くださり、ママや他の女性や同席のお客様に、私が出したお礼状についておもしろおかしく楽しそうに話していました。

またあるお客様は、会社の同僚などに実際にお礼状を見せて、

 

お客様
お客様
下ネタしか話してないのに、この手紙すごくない?www

 

と口コミを広げてくださったので、私に会いたい!という方が一時的に続出しました。もちろん、反応はお客様によって違います。

中には、こういう硬いお礼状を受け取ったことで『ノリが悪いなあ』と感じてしまうお客様もいるでしょう(私は出会ったことがないです)。

でもこの『ノリが悪いなあ』と感じさせてしまうのは、その前に行ったであろうお礼の連絡内容や、接客時の対応の印象を引きずっている可能性がほとんど。

実は、お礼状が問題ではないんですよね。

接客時もお礼連絡でも「楽しい(楽しかった!)」を全面に出した上で、このお礼状・・・というギャップが大事です。人間は、ギャップに弱いのです。

まとめ

  • お礼状はいつも通りに作る(下ネタには触れない)
  • 軽い下ネタ好きな人=楽しんでほしい気持ちが強い人
  • ギャップを作ることで次につながる

下ネタしか話さなかった、というときのお礼状は、『下ネタ』をどれだけ違う角度から見ることができるかにかかっています。

今回の文章例だと「女性にはなかなか知り得ない男性の世界」という見方をしたわけですね。こう書くことで、何を話したか知らない人にとっては、

  • 仕事の話
  • 男同士の友情話
  • 男の人生観の話
  • 父親としての思いの話

といった話題だったのかな?とさらに想像してくれます。ここがポイントですね。

お客様が言い訳できる逃げ道を作っておく。これでまた安心して心を開いていただけるようになります。

 

ホステスの心得

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴15年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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