プレッシャーを乗り越えろ!ホステス自身の沈黙対処法
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
ホステスは会話が要。だからなのか、沈黙を恐怖に感じるホステスが多いですね。
- 沈黙を作ってはいけない
- 沈黙に対処できないホステスはプロ失格
- 沈黙になるのはお客様に気に入られていない証拠
こんなふうに思い込んでいたり、お店やママから注意されたり・・・の連続で、ふと訪れる沈黙の空気に耐えられない!というホステスは大勢います。
そう思えば思うほど気持ちばかりが焦って、今度はホステス側が沈黙してしまうというケースも少なくありません。
売れっ子ホステスでも、沈黙に対する苦手意識を強く持った人は結構います。
- なぜそんなに人は沈黙を怖がるのか
- どう対処すればいいのか
- 沈黙になったときどんな会話が良いのか
などを中心に、お話ししていきますね。
ホステスが沈黙を異常に恐れる心理
会話には「間」というものがあります。その「間」がまさに沈黙に当たるわけですが、
- 会話のテンポとして必要な間
- 会話が一段落したときの間
- 何かしらの非言語を表明されたときの間
などなど「間」と一言に表してもいろんな意味があるのですね。
沈黙を怖がるホステスはまず、「間」に種類があることを知らないという状態ではないかと思われます。いわゆる『無知』の状態ですね、
会話に対する知識が圧倒的に不足しているわけです。それだけならまだしも、心理的に以下の要因が働いています。
- 周りの目を気にしすぎる
- 相手に嫌われたくない
- どう思われるか?が気になる
この3つの思考がパラダイムとして存在していると、沈黙は恐怖に変わるのです。
ホステスが沈黙を怖がると逆効果しか生まない
必要以上にホステスが沈黙を恐れると、逆効果しか生まない結果になります。理由は、以下の4つ。
- 沈黙に戸惑ったり恐怖を感じたりしている様子が相手に伝わりギクシャクする
- 沈黙を力技で破ることになり相手の気分を害する
- 適度な沈黙までも恐れるが故に、落ち着きのない印象を与えるため相手がくつろげない
- 自分の恐怖心を何とかすることが優先して相手の考えている時間を奪う
時間を共に過ごす間、これらがずっと続くので、相手は居心地が悪くなってしまいます。
その結果、次の来店へ繋がらなかったり、来店どころか音信不通になったり・・・といったことになっていくわけです。
でも本人は「何とか沈黙を破れた!」と自己満足しているので、気付かないのですよね。これが最大に痛いところ。
話は弾んだのにリピートしない理由のひとつとして、必要な沈黙さえ許さない緊張感があるかもしれません。
ホステス自身が沈黙への対処法をストックしておく
沈黙を必要以上に怖がらない。これが最大の対処法ですが、必要以上に長くなるとやはり気まずいですよね。
そこで焦るくらいなら、沈黙になったらこういう話をしよう!というパターンを持っておくと良いでしょう。たとえば以下のようなことです。
- 目の前にあるもの、目の前の人のことを話題にする
- さっきまで話していた内容に近い質問をする
- さっきまで話していた内容を深める
- さっきまで話していたキーワードで展開する
- さっきとはまったく無関係の質問で切り替える
- 質問されたことをそのまま聞き返す
- 沈黙の雰囲気が苦手だと自己開示する
- 失敗談をネタにする
- お客様を褒める
特に理解しておいていただきたい点としては、沈黙になる最大の要因は「話が浅い」から。たとえば、
これでは、沈黙になる確率は飛躍的に上がるかと。だからこそ、相手に興味を持つという基本的なことが重要になってくるわけですね。
まとめ
- 沈黙を恐れるのは人目が気になっている証拠
- 沈黙を必要以上に恐れると逆効果
- 沈黙したときの会話パターンを用意しておく
私の経験上、口先&早口で話す人ほど沈黙になりやすいです。
沈黙にならない場合は、完全に相手のペースに巻き込まれるので話す隙がなくなると思います。焦りが伝わって、相手にとって居心地が悪いからですね。
人は居心地が悪いとストレス回避しようとするので、どうしてもそうなります。
「沈黙が怖い。何を話せば良いか」といった質問をよくされますが、それ以前の問題が解決しない限り、何を話したところで沈黙は続くでしょう。
あなた自身が損をするので、「何を話すか?」よりも話し方やメンタル面に重きを置いて改善してください。
ホステスの心得