【圧巻】スーパー営業マンの心得
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「腕のある営業マンは、何でも売れる。でも、絶対に『何でも』売ってはいけない」
私の師匠から、20年近く呪文のように聞いている言葉です。
私が仕事を教わった人は、ホステスでも女性でもありません。異業種の男性でした。
師匠は、某大手企業で全国トップ3に入るセールスマン。自他共に、文句なしの営業スキルを持った、スーパーマンのような人です。
本当に、何でも売ってしまいます。
そんな師匠を、ずっと見てきた私。「強者は己を熟知しているんだな」と、しみじみ感じていました。
同時に、トップセールスマンは、商品や顧客について、呆れるほど勉強熱心だということも痛感しました。
今日は、そんな師匠から私が教わったことをひとつ、お話ししたいと思います。
『売る力があること』と『売って良いかどうか』はまったく別
あるとき、師匠に尋ねました。
どういうことか、分かるでしょうか。ビジネスは基本的に、リピート購入によって支えられます。
仮に、最初の1回を買ってもらえたとしても、『売ってはいけないもの』を売ったら、2回目以降は絶対に買ってもらえません。
そうなると、新規顧客を探して自転車操業になり、売り切り型ビジネスになります。『腕のある営業マンは消耗戦に参戦しない』ということですね。
潜在的な売上高を決めるのは売る力か?商品か?
確かに、その通りです。
マーケティングの本を買うのは、経営者や起業家など一部の市場に限られますが、ダイエットや健康は中高生から大人まで、市場が圧倒的ですよね。
これが『潜在的売上高』です。『どんなに腕のある営業マンであっても、市場を超えて売ることはできない』ということですね。
マーケティングとセールスの役割や関係性とは?
調査の結果、最大3万部しか売れない本なら、営業マンは、3万部売るのが仕事です。
ここで、3万部しか売れない本を、腕力だけで5万部売るようなことは絶対にしない。これが、冒頭の『売ってはいけないもの』。
『売る力があるからといって、欲しくない人にまで売ってはいけない』ということです。これを師匠の言葉で言うと、
素晴らしい信念ですよね。これを貫くには、結果を出さなければならない。それを有言実行で体現してきたことも含め、師匠を心から尊敬しています。
まとめ
『商品を売る』ということを端的にまとめると、
- 『売る力=売って良いか?』は別問題
- 売上高を決めるのは商品そのもの
- 市場を越えて売ってはいけない
です。現代社会は飽和状態で、物があふれていて、あらゆるサービスの選択肢があります。
私と同じコンサルにもたくさんの人がいて、私と同じ支援者にもたくさんの人がいる。
その中には、仏のような顔をしながら『絶対に売ってはいけないもの』を、高値で売っている人たちがいる。
もし、それを買わされる立場になったら、当然イヤですよね。でも「イヤ」で済むだけマシです。
自分が知らず知らずに『絶対に売ってはいけないもの』を売りつける可能性もあります。
それは、売上に困ったときかもしれないし、その商品サービスを「すばらしい」と盲信したときかもしれない。
本質を見られないでいると、お金欲しさに『売ってはいけないもの』を売ってしまうことがあります。
『絶対に売ってはいけないもの』を『絶対に売ってはいけない人』に売ってしまわないように。あなたは、ぜひとも真っ当なビジネスをしてください。
ホステスの心得