「クソな会話」も「お客様が喜ぶ会話」に簡単変換できる方法
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
お客様そっちのけで『ホステス同士の会話』で盛り上がっている光景、よく見かけますよね。
- スタッフ同士しか分からない会話
- 同業のみ通じる会話
- 見せてはいけない裏事情
など、お客様には関係(興味)のない会話で盛り上がってるホステスさん、お客様が本当にそれを喜ぶと思ってやってるんでしょうか。
外野から見ていれば分かることも、自分がそのお席にいるとなかなか気付けないのではないでしょうか。
というわけで、他業種の事例から客観的に考えてみましょう。
この記事の目次
接客業は「『親しい』と『失礼』は紙一重」が理解できないと難しい
ネイルサロンへ行ったときの、実体験です。そのお店のオーナーネイリストさんは、明るくて気さくな感じのいい美人さん。
ですが、若干『空気』とお客様の『人物像』が読めません。いや、読めないというか、自分の頭にあることが暴走するというか。
勝手なイメージで要望を無視して暴走し爆笑
たとえば、
と常に言っているのですが、逐一細かく要望を出さないでいると、毒々しい色になったり、ハデハデになったりします。
と言うと、大体こう返ってきます。
・・・知らんがな(笑)ちなみに私はたったの一度も派手な服装をしたことはないし、毒は吐きますが毒々しい格好はしません。
超~~~シンプル好きです(というか、ムダが大嫌い)。たぶん「毒づく」という部分だけを切り取ったイメージなのでしょう。
正規料金を払うお客様を平気で練習代にする
で、いつもフットケアもお願いしているのですが、そこでも暴走。
ここまではよかった。ここから大暴走。以下、実際に言っていたセリフです。
・・・なかなかのKY(笑)
内部事情をお客様にベラベラ話す
さらにそこから、かかとのお手入れ中ずっと、
- いかにスパが お店にとって 非効率で利益率が悪いか
- いかにクリームや道具が 施術者にとって 便利ですごいか
と話し続け、全身で興味がないオーラを出しても伝わらないようなので、
と言ったら、そのままスルーして横にいるスタッフと引き続き盛り上がる(爆)もはやつける薬なし(  ̄_ ̄)ナンテコトデショウ
まとめると、
- 客が具体的に出した要望を無視
- 正規料金を支払う客を練習台にする
- 客にお店の裏側を暴露する
- NOと言われても話したいことを話し続ける
すごくないですかw
でもこういうホステス、死ぬほどいますよね。
お客様が「今日は仕事の話がしたいから」と言ったのに、『何か話さなきゃ』という自分の感情を優先して関係ない話をする。
練習台にすることなんか、日常茶飯事ですよね。
コンサルでも「会話トレーニングしなさい」と言うと、私とではなくお店でお客様を練習台にするのはもはや常。
他のホステスの悪口言ったり、言ってはいけないラインを超えて黒服やママの愚痴をお客様に言ったり、内部資料を軽々しくお客様に見せたり。
お客様が興味ないって言ってる話を続けたり、お客様度外視でホステス同士で盛り上がったり、かと思えば極端に黙り込んだり。心当たり、ありますよね?
クソ会話を「お客様を喜ばせる会話」にする秘訣
ネイリストさんの事例で言うと、話の内容が悪いわけじゃなくて、言い方が悪いんですよ。
この接客の何が悪いかというと、『自分達にとってどれだけ良いか?』という視点で話していること。
お金を払う人が興味があるのは、『私(オレ)にとってどうか』だけです。
『私(オレ)に関係ある話』にして表現する
練習台にするなら、
といったように、『見る目があるあなただからこそ」とメッセージ性=『私(オレ)である必要性』を示すので受け入れられやすいですよね。
効率が良くなったという話をするなら、
といった言い方だと「あなたの価値観を理解しています」というメッセージ性が「私(オレ)に関係あるサービス」になるので喜ばれます。
クリーム絶賛の話をするなら、
というように「あなたの体質や性格を理解しています」というメッセージ性が「私(オレ)を思ってのサービス」と感じられ喜ばれます。
まとめ
お客様の(に関係ある)話にして伝えれば、それだけでお客様は喜んでくださるのです。
どんなに親しかろうと関係ないはずなのに「親しいから」というだけで度外視されてしまう。この姿勢がクソなんです、ハイ。ぜひともやめてください。
しかし、興味ないと言われたらスタッフと話して盛り上がるって、ほんとツワモノです(笑)そういうことは、お店終わってからにしましょう。
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ホステスの心得