売れる要素はあるのに芽が出ないホステスの問題点
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
私は兼業ホステスとして働いているのですが、中々お客さまがつかめません。
お客様から「まめだよね」と言われるくらいには連絡しています。オーナーやお客さまからお店の女の子中で1番綺麗だとも言われます。
また、オーナーから「あなたは売れるよ」と言われているのですが、情けないことに芽が出ません。
週2出勤でもうすぐ4カ月なのですが、こういったホステスには何が足りなさそうでしょうか?
ご質問ありがとうございます。可能性としては、
- 外見と内面にギャップがない
- 会話スキルが低い
- 経験値的な未熟さを補う勉強や練習が不足
- メンタルや思考の要因
- 場当たり的な営業
などが考えられますね。ひとつずつ解説していきます。
※この後に追加でいただいた質問への回答はこちら↓
外見と内面にギャップがない
外見から想像した通りの内面しか見せられないホステスは、なかなか売れません。
最初は安心しますが、長く話したり、長く付き合うには、とってもつまらないです。人と人とが惹かれ合ったり、長く付き合ったりするには、
- 意外性
- つかみどころがない
という要素が不可欠になります。相手のことを理解しきってしまうと、人は相手に興味を持てなくなり、興味を持ち続けることができません。一言でいえば、飽きてしまうのです。
現役時代に、私のお客様がこんなことを言っていました。
『おもちゃ=女』という比喩はさておき、確かにそうだなーと思います。もちろんそんな人ばかりではないし、ずっと同じおもちゃを好む人もいます。
が、実力や能力で経営者や管理職になるような人、クリエイティブな仕事をしている人には、共通して同じ側面があるのは事実です。
だからこそ、仕事で結果を出せるし、いろんなことを知っているし、探究心も旺盛です。
そうした方々に気に入って楽しんでいただくには、意外性やギャップがないとなかなかむずかしくなります。
会話スキルが低い
会話スキルの低いホステスは、顧客数を持てません。
顧客数を持つということは、それだけ多種多様の人と交流することなので、自分も成長していかないと人間関係の幅を広げることができません。
会話スキルが低いということは、自分をプレゼンする力も弱く、察する能力も低いということになります。
となると、相手があなたの拙い言葉から察して考えて会話を広げ、わかりやすいように噛み砕いて伝え・・・と、全部相手任せの交流になってしまいます。
高いお金を払ってまで、常に負担を背負って意思疎通に努めなければならないホステスと付き合いたいと思う人は、なかなかレア。
『頭が悪いホステスとお金払って会話する必要ある?』にも書いたように、コミュニケーションコストが大きいと、距離を置かれてしまうのです。
そのため、どうしても交流関係が狭まってしまい、顧客数を持つことができなくなります。
未熟さを補う勉強や練習が不足
若いホステスさん、新人ホステスさんは、経験値を積むことができない分、未熟さを補うための勉強や練習が必須になります。
これはホステス云々の問題ではなく、仕事をする上で勉強や練習をしないで人より秀でるのは、生まれ持った才能でもない限り不可能ですよね。
売れっ子ホステスや仕事のできるお客様ほど、仕事に限らず趣味や習い事レベルでも、熱心に勉強や練習を重ねます。
たとえば、私は現在、趣味でドラムを習っています。
すでに何年もドラム演奏している方々に追いつき、かつ追い越すには、私自身が勉強して練習するしか選択肢はありません。
プロは基本を疎かにはしない、素人ほど基本を疎かにして手を抜くのはどの業界もセオリー。
多くの人間は、怠け者です。ということは、勉強・練習を重ねることができる子は、それだけでアタマひとつ秀でることができる、ということでもあります。
ぜひとも勉強・練習しましょう。
メンタルや思考の要因
メンタルや思考に難のあるホステスは、色恋をしなかったとしても、良客はつきません。
また、勉強や練習を人の何倍も重ねても、メンタルや思考に問題のあるホステスは、得た知識やスキルの活用や判断ができません。
会話スキルがそこそこだったとしても、どうしても仕事の質にムラが出てしまうので、信頼関係を構築することがむずかしくなります。
計画を立てても、戦略を立てても、メンタルが落ちれば、実行できない。この状態にあるホステスは、
- ホステスに恋愛感情を抱く人
- 優しくすればヤラせてくれると勘違いしている人
- 強引に色恋を強要する人
にしか、需要がありません。それ以外では、ヘルプでしか仕事がない状態になり、連絡先もなかなか増えない状況に陥ります。
『何をすればいいか』や『何のスキルが必要か』以前に、メンタルの波への対策を最優先に考えましょう。
場当たり的な営業
場当たり的な営業をして、売上を出すホステスも実在しますが、そういう子は元々勘(感)が鋭いんです。
論理的根拠はないけど、自分の経験と勘に自信があって、外れることのほうが少ない。つまり、地頭がいいんです。
だから場当たり的な営業でも差し支えないし、前述した諸々の点もクリアしてるので、何ら問題ない。そうでない子が場当たり的な営業をしている場合、
- メンタル不安定で計画的に動けない
- 何をしたらいいのか分からず闇雲に動いている
- 思考がアマチュアで仕事意識が低い
このどれか、または全部です。
ここにお金を払ってくれるのは「プロホステスを好まない層」なので、どうしても色恋目的で来店するお客様に限られてしまいます。
もしあなたが場当たり的な営業をしているなら、
などの記事を読んで、まずは計画を立てることから始めてください。
まとめ
売れる要素があるのに売れない、というホステスに必要なのは、
- 意外性やギャップ
- 勉強量と練習量
- メンタル維持と思考の改善
- 計画的な営業
この4つです。そして、今回のご相談で一番可能性が高いのは、勉強量と練習量だと思います。週2日の出勤では、経験を積む機会が圧倒的に少ないですよね。
それを補うためには、やはり勉強して練習するしかないのです。知識や教養、人間関係構築の勉強をしながら、会話力と接客スキルをあげていきましょう。
人間関係構築については、『人間関係を良好にしてくれる超お手軽なテクニック』から始めてみてくださいね。
ホステスの心得