心あたたまるバレンタイン~ホステスが知っておきたいカード作成のコツと例文~
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「文章作成って、むずかしい!」
そう思うことは、ありませんか?この時期になると、バレンタインの贈物をお客様の会社へ送るとき、カードや添え状が必要ですが、
という状態に陥っているホステスさんが、とっても多いです。そうなる要因を見ていると、
- 伝えたいことはあるものの、それを言葉にすることがむずかしい
- 完璧主義に傾きやすい(クオリティを重視しがち)
- あちこちに思考が飛んで、頭の中がまとまらない
などがあるようです。
何をもって『完璧』なのか、明確なラインもないのに、完璧を目指してみたり。あれもこれも~と詰め込もうとして、結局まとまらなかったり( ̄▽ ̄;)
そんな私が言っても説得力に欠けますが、体感として、
- あまりむずかしく考えない
- マイルールをつくる
というのが、一番スムーズにいくと思います。
あまりむずかしく考えない
文章を書くとき、苦手意識が強い人ほど、いろんなことを一気にやろうとする傾向にあります。
文章作成って、実は、いくつもの工程があるのですよね。たとえば、
- 伝えたいことを考える
- 敬語に変換する
- 表現や単語を変える
- 文体を整える
というように、ざっくりわけても、4つの工程があります。
これを一気にやろうとする上に、自分の能力や実力以上のことをやろうとするので、とてもハードルが高くなるのです。
しかも、とても抽象度の高い『理想』が絡まってきますよね。たとえば、
- 気の利いたことを言いたい
- お客様の心を動かしたい(喜んでほしい、など)
- お客様に行動させたい(来店や連絡をさせたい)
などなど、いろんな感情があるはずです。これらのことを「うーん・・・」と宙を眺めながら考えているので、なかなか進まないのですよね。
なので、まずはシンプルに『伝えたいこと』を書き出すことです。
タメ口&箇条書きでいいので、バーッと伝えたいことを書いていきましょう。たとえば、
- よかったら食べてねー
- 体に気を付けてねー
- 風邪ひかないようにねー
- またお店来てねー
みたいに。これを敬語にしていく、と考えれば、ずいぶんとハードルは下がると思います。
マイルールを決める
そして、文章をつくるときには、マイルールを決めましょう。
たとえば、私が本サイトで紹介しているお手紙は、頭語から結語まで、『どこに何を書き、何文字以内に収めるか』がきっちりルール化されてあります。
このルールに従って文章をつくることに慣れれば、少なくとも、
- 何をどこに書けばいいか
- どれくらい書けばいいか
という問題は、省けますよね。それと同じで、バレンタインに添えるカードも、ルールを決めてしまいましょう。
ルールをつくる際に、もっとも重要なことは、『終わりを決めること』です。
何文字以内なのか、何行以内なのか、何枚以内なのか、などなど、『ここまでで終わり』という明確なラインを決めることが、何よりも大切です。
そうしないと、ただただ伝えたいことを羅列した、長文の読みにくい文章になってしまいます。
ちなみに、バレンタインのカードについては、
と、いつもアドバイスしています。2文とは、『。』までの文章を1文として、2つの『。』までです。たとえば、
すっかりご無沙汰だけど、元気してる?
最近、すごく寒いね。
風邪ひかないように、気を付けてね。
上記は『3文』です。
3文でもいいのですが、カードの場合は、余白が多ければ多いほど、品よく高級感が出るので、2文がおすすめです。
バレンタインカードの一筆例文
それでも、実際にどんな文章を書けばいいのか・・・と悩むかもしれませんよね。
また、ひとつの会社に複数の贈物をする場合などは、全員に同じ文章で送るのはチョット気が引けます。
ということもあるでしょう。そこで、バレンタインカードに使える例文を、30ほどつくりました。
1文×30なので、組み合わせを変えるだけで、かなりのバリエーションになると思います。
クラブホステスさん向けにつくったので、文章は硬めです。あなたとお客様との関係性に合わせて、言葉を砕いて使ってもいいですね。
あなたのお仕事がスピーディーに運ぶよう、参考にしてください。
- 日ごろの感謝を込めて
- いつもあたたかいお心遣いをありがとうございます
- 〇〇さんには感謝の念が絶えません
- いつもやさしく見守ってくださりありがとうございます
- ときには羽を休めてくださいね
- 心ばかりですがご賞味ください
- ささやかですがご笑納いただけますと幸いです
- 気持ちばかりですがお納めください
- よかったら休憩時間にでも召し上がってくださいね
- 束の間の休息になりますと幸いです
- 風邪など召されませぬようご自愛ください
- ご自愛専一にお過ごしください
- つつがなくお過ごしくださると幸いです
- 何卒ご自愛くださいませ
- どうぞお健やかにお過ごしくださいませ
- 幸多き春の門出となりますように
- ときには羽を休めてくださいね
- ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます
- またお会いできます日を心待ちにしております
- またお目にかかれます日を楽しみにしております
- 再び語らえる日を心待ちにしております
- ご無沙汰になり申し訳ありません
- ご無音打ちすぎ申し訳ありません
- お変わりございませんか?
- その後お変わりなくお過ごしでしょうか
- 今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます
- 笑顔あふれる春となりますよう心よりお祈り申し上げます
- ひとときの癒しとなりましたら幸いです
- 時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます
- どうぞお身体を大切になさってください
2月の結びの挨拶も、一筆に使えるものが多くあります。そちらもぜひ、参考にしてみてくださいね。
ホステスの心得