同時処理スキルを習慣づける

同時処理スキルを習慣づける
売れるホステスのつくり方

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

最初は抵抗のあることでも、習慣づいてしまえば、大したことではなくなります。

そこまでが大変で、その間に折れてしまうからこそ、むずかしいのですね。

そういう人を見て、イライラするホステスさんやママさんも多いですが、私はこんなふうに思っていました。

 

玲那
玲那
ありがとう、あなたのおかげで私は売れるのね。もっともっとダラダラしてていいのよ

 

正直、努力すればある一定のところまではだれでも売れます。しないから売れない、または、なんだかんだ言ってあきらめるから売れないだけです。

そういう子たちがいるから、あきらめずにコツコツがんばっていれば、そこそこに売れる。

なんてありがたい存在なんでしょう、自ら身を引いてくださっているようなものです。というわけで、あなたは、いろんな【いい習慣】を身に付けてください。

接客には同時処理スキルが必須

接客は、ひとつのことに気を取られていては務まりません。

お客様のお話に耳を傾け、お客様の心理にアンテナを張り、テーブルの上にも気を配り、他の女の子に粗相がないか目を光らせないといけない。

特にNo.1やママ、オーナーを目指すなら、同時にいくつものことができないと厳しい。そういう能力を『同時処理スキル』と言います。

同時処理スキルと言うと、何だかとってもむずかしそうですね。でも、習慣づけてしまえばなんてことはないスキルです。

私は一度にひとつのことしかできない、ひとつのことにしか意識を向けられない、という人もいます。どうがんばっても私にはできない、と。

果たして本当に『できない』でしょうか。このスキルって、特別な人に授けられたものなんでしょうか?

同時処理スキルを実感するワーク

というわけで、まず【同時処理スキル】というものを実感していただくために、カンタンな実験をしてみましょう。

本でも雑誌でもメールでもいいので、何かの文章を【声に出して】読んでみてください。

前回届いた私のメルマガでも構わないし、ブログ記事でもOKです。

  • なるべく長文
  • 1分程度
  • 最初から飛ばさずに
  • 声に出して

読んでみてください。読みましたか?では次に『声に出して読む』という作業をした自分の行動を、細かく振り返ってみます。

声に出して文章を読むとき、頭の中で、少し先のほうまで読んでいませんか?声に出して読むときも、少し先のことを考えていませんでしたか?

もちろん、無意識に自然とやっていたはずなので、わかりづらいかもしれません。だったらもう一度、違う文章を読んでみてください。

同じ文章はダメですよ、覚えてしまうので。どんなふうに読めましたか?では、下記の一文を参考に、わかりやすく子どもと大人で考えてみましょう。

今日はお天気がいいですね

あなたは間違いなく「今日はお天気がいいですね」とスラスラ読めるはずです。

でも、字を覚えたての子どもは、全部ひらがなで書いてあっても、スラスラとは読めません。

「きょ・う・は・お・て・ん・き・が・い・い・で・す・ね」と一文字ごとに区切って、声に出します。

これは、字を覚えたてでわからないからではありません。字を認識することと、声に出すことが同時にできないからです。

つまり、同時処理スキルがないからスラスラ読めないだけなんです。

もしあなたが自分で選んだ文章をスラスラと読めたのであれば、既に同時処理スキルの土台ができているということ。

あとは伸ばして、習慣づけていくだけです。どれだけ伸ばせるかによって、スキルの高さや低さが変わります。

もしもあなたが、上記の子どものように一文字ごとに区切らないと読めないのなら、同時処理スキルの土台ができていないという証拠。

でも、絶対にそんなことありえません。これができないんだったら、何らかの障害や疾患があるということになります。

読み間違いが多い、ということなら、同時処理そのものはできるけれど、誤認が多いということ。

つまり、先入観が強く、客観的事実を正確にキャッチできない状態です。だったら、高める前に修正しないといけません。

でも、「できない」というわけではない。

この記事を読めている時点で、あなたには同時処理スキルがあります。これを会話に置き換えて、習慣づけていきましょう。

会話の同時処理スキル

会話とは、複数の者同士が言葉を交わすことで成り立ちます。たとえば、あなたと私が会話をするとしたら、2人で成り立たせるものですよね。

そこでは無意識に、同時処理スキルをフル活用しています。うまく活用できていないときが噛み合わないときです。会話をするとき、大雑把に分けると、

  • 話す作業をしている私
  • 聴く作業をしている私
  • 考える作業をしている私

と、3人の『私』が同時進行で作業を行っています。

一旦相手の言葉を受け取って、一旦考えて、それからしか話せない、という人は、この同時処理ができていないということなんです。

もちろん、いつもはできるのに今日はうまくいかない、というときもあります。それは、他の思考が働いて違うことを同時処理しているからですね。

気が散る、落ち着かない、気もそぞろ、というのは、この状態です。

また、相手の話していることが自分の理解を超えたとき、思考が止まるような感覚になることがあります。

理解しよう=考える作業をしている『私』がオーバーヒートした状態ですね。これは能力に限らず、精神的な疾患(トラウマ)やストレスも関わってきます。

現在の自分がいっぱいいっぱいであれば、相手の言葉を処理する能力が低下するため、思考が止まったりします。

だからこそ、ホステスはメンタル維持が必須なんです。

お客様のお話、お客様との会話をきちんと同時処理できる状態を、常に維持しなければなりません。

スピーカー役の同時処理スキル

では、実際にスピーカー側にいるホステスが行っている同時処理を分析してみましょう。

会話ネタを持っていて、かつ、お話を上手に構築できている前提で分析していきます。おもしろいネタを話すとき、

  • 感情を担っている私
  • 冷静な私

の2人が作業を行います。『感情を担っている私』は、こんなことを考えながら話しています。

  • 喜んでほしい!
  • 笑ってくれるかな?
  • おもしろいと思ってくれたらいいな

『冷静な私』は、こんなことを考えながら話しています。

  • ここで間を取ったらおもしろいかな?
  • ウケてるかな?
  • 伝わってるかな?

こうして『冷静な私』がエピソードを振り返りつつ、お客様の反応や空気を見ながら間を取ったりしながら『感情を担っている私』が楽しませたいという思いで話すという作業をしているわけです。

だからこそうまく表現できたり、相手の雰囲気を察することができるわけですね。

気持ちが空回りする人は『冷静な私』がいない状態。淡々と話が終わってしまう人は『感情を担っている私』がいない状態。

自分の話に相手が「え?」という反応をしがちな人は、『冷静な私』がきちんと相手の反応を読み取れていない状態。

というように、同時処理スキルがうまく動かないと、スピーカーの役割は果たせないのですね。

リスナー役の同時処理スキル

では、リスナーの同時処理を分析してみましょう。基本的には『感情を担っている私』と『冷静な私』であることは同じです。ただ、順番が違うのですね。

お客様のお話を一生懸命理解しようとしているのは『冷静な私』です。それに対して、相槌を打とうと動作や反応を決めるのも『冷静な私』。

お話の内容によって、こちらが受け取る感情も違いますよね。

驚いたら「えー!」という声を上げたり、悲しい話だと「それはつらいね」などのコメントを出します。

このコメントの種類は『感情を担っている私』の判断によって決まります。

たとえば、お客様のお話がつまらないからと、遮ってしまうホステスがいますよね。それは『冷静な私』がいない証拠なんです。

『感情を担っている私』が「退屈だな」と思い、話を変えようとジャッジして、感情のままにそうした、ということ。

もし『冷静な私』がいれば、そんなことはしないはずなんです。だって、お客様はそれを話したいのですから。

心のこもらないコメントを出すホステスは『感情を担っている私』がいない証拠。

『冷静な私』が「こう言って欲しいんだろうな」とジャッジし、感情のないまま発信するとそうなります。

心無いことを言う人、突然関係ない話をし始める人などは『冷静な私』がいない人。

接客の場でよーく見てみてください、その人の同時処理スキルの度合いがよく分かります。

同時処理スキルの事例

会話で同時処理スキルを考えると、ちょっとむずかしく感じるかもしれませんね。そこで、もう一度違う形で考えてみましょう。

私は北九州に住んでいて、北九州の言葉で普段は話します。

慣れ親しんだお客様だとそのままお話しますが、そうでない場合や地方の方とお話する際には、北九州の言葉は極力使わないようにしているんですね。

たとえば、友達と話すときだと、こんな話し方になります。

 

玲那
玲那
昨日さあ、Aさんから電話があって、〇〇っち言いよったんよ。知っとぉ?そんでね、〇〇が××っち言ったら、はあ?とか言われてさ、ワケわからんのやけど、どういうこと?

 

これを一般的な言葉にすると、

 

玲那
玲那
昨日さあ、Aさんから電話があって、〇〇って言ってたのよ。知ってる?それでね、〇〇が××って言ったら、はあ?って言われて。意味がわからないんだけど、どういうこと?

 

この変換を頭の中で行っているわけです。一旦自分の話す言葉で考えて、一般的な言葉に直して話すということですね。

いまでは一般的な言葉で考えてそのまま話せますが、以前は地元の言葉で考えて変換というワンクッションが必要でした。

こんなふうに、最初こそ大変だけど、慣れていけばカンタンにできるスキルなんです。

同時処理スキルの磨き方

さて、会話における同時処理スキルについてお話してきました。ここで、何を土台にすればいいかをお話しします。

ホステスは、常日頃から『お客様とお話しするときの言葉』で考えるクセをつけておくことです。

そうでないと、いちいち考えを変換して声に出さなければならないので、ワンテンポずれた会話になってしまいます。

すると会話の流れが悪くなるし、何よりも自信がなさそうとか、暗いというイメージにつながりやすくなるからです。

プライベートのときでも、お客様とお話するときの言葉で無意識に考えられるように、意識してトレーニングしていきましょう。

私がだれに対しても常に敬語で話してしまうのも、このためです。

「私のほうが年下なんだから敬語はやめてください」と言われることもあるんですが、クセなんですね。

もちろん、お客様との関係性によっては崩していくし、敬語ではない方も大勢いらっしゃいます。

でも基本的な思考の土台が敬語になっているので、スっと出てくるのが敬語なんです。

当然、最初からそんな思考ではなかったので、トレーニングの結果なんですね。すると、上品だとか、きちんとしてるという印象になります。

関係性の距離感も示しやすくなるので、本当に便利なのです。

お客様がいないときこそトレーニング

お客様が目の前にいなくても、言葉遣いや仕草も意識しましょう。女性らしく、品のある言動が無意識にできるくらい、日常的に意識しておくといいですね。

社会人としてのマナーも、たくさん課題があります。

聞き取れないような早口で話さない、語尾を伸ばさない、言葉尻を濁さない。敬語をきちんと場に応じて使える、きれいな姿勢でいる、笑顔である。

相手に不快感を与えない配慮ができること、などなど。

次に、接客業としてのマナーもたくさん課題があります。丁寧な対応、お客様のことを考えた言動、サービス精神。

清潔感に信頼感、安心感に教養、コミュニケーションスキルなどなど。

私たちはさらに『ホステス』という特殊な職業ですので、大人の女性としてのマナーも必要です。

体型維持、服装、メイク、髪型、声のトーンや大きさ、話し方や表情、手の動き。

お客様の体に触れる仕草、にっこり笑う表情、チョイスする会話の内容、言葉などなど。

本当にさまざまなことを、同時に、瞬時に選択して行うことが必要になります。

同時処理スキルが低ければ低いほど、会話や場の流れ、空気についていけなくなってしまうし、お客様の心理に合った接客ができません。

また、不快感を与えやすくなるのも、このスキルが低いせいでもあります。ぜひ高めてくださいね。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴15年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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