ノウハウやテクニックに頼り切ったホステス達の末路

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
ノウハウやテクニックを追いかけるホステスには、致命的な欠点があります。だからこそ、
- あり方(心持ちや価値観、思考)が大事
- メンタル整わないと、ノウハウやテクニックを使いこなせない
と言っているのですが、そんな生易しい日本語では通じないホステスも多くおります。
右も左もわからない状態なので、ノウハウやテクニックを追いかけたくなる気持ちは、重々わかります。
ノウハウやテクニックさえあれば、何か結果がでるような気がするのも、よくわかります。
でも、違うんです。スキルがあっても、ノウハウを知っていても、テクニックを持っていても、売れない子は売れないんです。
なぜなら、自分で考える力・自分を支える土台がないからです。
思考が浅くて、物事の本質に目を向けられないから、ノウハウやテクニックがほしくなるんですよね。
そしてこれを「頭が悪い」「考える時間がない」などと言って現実逃避するのも、思考力のないホステスの特徴。
そういうホステスさんたちがどうなったか、具体例でご紹介します。
文章営業でノウハウに依存するホステス
私のコンサル生で、もっとも多い事例が『文章ノウハウ』への依存です。
最初は、だれでも上手に書けないので、添削をする度に例文を渡すのですが、例文に依存しきって自分で考えることを放棄する子がいるのですよね。
その結果、どうなるか。
お客様は『私の作った文章(例文)』に心動かされて来店してくださるので、一時的に売上が上がります。
でも、だんだん『文章で感じた人物像』と『実際の人物像』が違うことに、気づきます。
本人は、以前と変わらず勉強や努力が嫌いで、人の気持ちが分からないエゴの塊なので、文章を送れば送るほど、人間性を疑われることになるのですよね。
文章のクオリティに合わせて成長すれば、自分でも書けるようになるし、人物像も合致して顧客離れも起きないのですが。
結果、以前と変わらず『あまりよろしくない人間関係』に囲まれて、鬱々と過ごすことになりますね。
もしも、あなたが私が作った例文を、実際にお礼状としてお客様に出して喜んでいただけたにもかかわらず、来店が途絶えてしまったなら。
それは、『文章から垣間見える人物像』と『実際のあなた』との差異に気付き、お客様が失望したということです。
人物像を文章に一致させるか、自分の言葉で文章を書けるように、しっかりトレーニングしてください。
所作やマナーなどのノウハウに依存するホステス
次に、クラブホステス全体として多いのが、所作やマナーのノウハウに終始するホステスさん。
マナー教室だの、日舞だの、小悪魔的仕草(?)だの、お金と時間をつぎ込んで勉強してる子が多いですね。
ここに属するホステスは、所作が美しく、マナーの知識はあるかもしれませんが、中身が傲慢なままなんですよね。
美しく食事をできるかもしれないけど、人を批判しまくってたりするんですよ。
やれ「食べてる姿勢が美しくない」だの、「〇〇で××するなんて恥ずかしい」だの。
不満も多いし、会話もつまらないどころか、下手すると不快。結果、なかなか同伴が入りませんね。アフター三昧か、店外が多いです。
会話や接客テクニックに依存したホステス
水商売全体として多いのは、会話や接客のテクニックやノウハウに執着しているホステス。
ここに属するホステスって、極端に言えば、「マニュアルください」ってことです。こう言われたらこう言いましょう、こうされたらこうしましょう、と。
実際、会話事例からセリフだけをパクッて接客してる子たちがいますが、私と根本の考え方が違うので、同じ関係性を築くのは不可能ですよね。
しかも、思考が浅いから、類似したシチュエーションにならないとそのセリフ使えないっていうオチまでついてきますし。
その『類似したシチュエーション』を作ることが、そもそもできないし。ちょっとでも違うシチュエーションになると、もうテンパるし。
結果、何かある度に「どうしたらいいか分からない」と悩んで、「どうしたらいいですか!」って、人に聞かないといけない。
何年経っても、自分1人では何もできない状態になってしまいます。
まとめ
- 文章テクニックに依存すると顧客離れが起きる
- マナーノウハウに依存すると店外が増える
- 会話や接客テクニックに依存すると1人では何もできなくなる
ノウハウやテクニックばかりほしがるホステスは、この仕事が嫌いな人が多いです。
嫌いだからこそ勉強や努力ができないし、カンタンなことばかり追い求めるんですよね。
小手先に囚われず、結果を出した人の思考をインストールして、まず結果を出せる行動を取れるメンタルづくりをしましょう。
『何をするか?(方法)』は、そこからです。順番を間違えると余計な遠回りをするので、あなたが最短でたどり着けることを切に願ってます。

ホステスの心得