銀座ホステスに向いてる性格は?

こんにちは。ホステス専門アドバイザー秋好玲那です。→目次はこちら^^
銀座でホステスをやるのに向いてる性格はどんな性格ですか?
ご質問ありがとうございます。土地柄はあんまり関係ないけど、あえて言うなら、
- 負けず嫌い
- 努力を楽しめる
- 他人を気にせずにいられる
- 駆け引きが苦にならない
などですかね。これがないと、病むことが増えると思います。性格より「何を重視したいか」のほうが向き不向きに出るかな。
この記事の目次
銀座ホステスに向いてるのはどんな性格?
ネームバリューや各メディアの情報で、かなり歪められている銀座。
現役で働いているホステスさんでさえ、働いたことのあるお店やその界隈しか知らず、外から聞いて驚くことも日常茶飯事です。
それくらいお店も多様化しているし、料金もレベルも様々です。なので、どういう性格が向いてるかと言われると、

としか答えられないのが、正直なところではあります。冒頭の回答は、こうした点を度外視したもので、たとえば、
- 高級店
- 保障給の高いお店
など、具体的な要項がつくと、必然的に回答も変わります。
ちなみに『保障給の高いお店』でゼロヘルプスタートだと、性格だけで言えば、社交的で付き合いがよく調和が得意で人のサポートが好きな人でしょうか。
銀座ホステスもピンキリなのが実情
銀座ホステスといえど、本当!!!にピンキリです。
たとえば、私がこれまで伺ったことのある高級クラブで『キリ(悪いほう)』の例を挙げると、こんな女性たちがいました。
- 座敷わらしか!?と2度見しちゃったほどの暗い雰囲気を放つ
- 席に着いてから帰るまで一言もしゃべらない
- テーブルに肘をついて手遊びしながら接客する(もちろんボックス席)
- ソファの背にもたれて足を組み、ママに接客させる
- 女性の私には顔すら向けることもなく男性客とだけ話す
もちろん『ピン(良いほう)』のホステスさんたちは素晴らしいですし、さすがだな~という方々ですよ。
あなたが『ピン(良いほう)』に入りたいのであれば、努力家で責任感が強く自分に厳しい性格であることが有利に働きますね。
ホステスに向いてる人とは
そもそも『ホステスに向いてる人(性格)』って、何だと思います?
ネットで検索するといろいろ書かれてありますが、あれ、当てはまってる人どれくらいいるのかなー?私自身、ずぇんずぇん当てはまらないんですよね(笑)
せいぜい『メンタル強い』『仕事と割り切れる』くらいで共感度ゼロだし、超絶人見知りだし、好き嫌い激しいし。
ひとつだけ、向き不向きがあるとしたら・・・

とは思いますね、銀座の高級クラブは特に。あとは、自分が何を売るかで変わってきます。
色を売らないホステスに向いてるのは自立心の強い人
色を売らない、または売りたくないのであれば、自立心の強い性格であることは必須条件になると思われます。たとえば、以下に当てはまるような人です。
- 自分の考えをしっかりと持っている
- ポジティブ思考
- 自己管理できる
- 1人の時間も誰かと一緒の時間も楽しめる
- 責任感がある
- 自分で決めたことをやり遂げることができる
- 必要なことは面倒でも率先して取り組む
- 自分なりに考え意見を持った上で人に相談する
- 自分で決断できる
特に、富裕層は自立した女性が好きだし、ビジネスセンスのある子を応援したがります。
色を売るホステスに向いてるのは物への依存心が強い人
自立心の強い人でも、仕事と割り切ってプロに徹すれば色を売れますし、それでガッツリ稼いでいるホステスさんもいます。
でも、ここは『性格』がテーマ。そこを軸に考えると、以下のような人は色恋営業に向いてます。
- 自分の考えがない、言えない
- ネガティブ思考
- 自己管理できない
- 1人では何もできない
- 責任は負いたくない
- 自分で決めたことをやり遂げられない
- 面倒なこと、イヤなことから逃げる
- 自分で決断できない
- 好きなこと、やりたいこと以外やらない
- トラブルが起きると「あの人が・・・」と人のせい
- 人の目が気になってしょうがない
- 自己肯定感が低く承認欲求が高すぎる
- すぐにメンタル病む(精神疾患は別)
要するに自立心のない人、弱い人ですね。
クラブホステスに向いてる人とは
お店のジャンルやシステムによっても、向き不向きがあります。
銀座も、クラブという名のキャバクラがたくさんあるし、すべてのクラブが担当制というわけでもないし、ラウンジやスナックもあります。
『【面接の前に】知っておくべきお店選び3つのポイント』でもお話ししたように、最初のお店はあなたが今後ホステスとして生きていく上でとても重要です。

そこで見聞きしたことが、水商売全体の印象になって刷り込まれてしまうので、視野が狭くなってしまったり、移籍時にもそういうお店を居心地が良いと感じるようになります。
ここではクラブ一点に絞って、担当制と指名制の向き不向きについて、お話ししますね。
担当制クラブに向いてるのは3年以上ホステスをする人
担当制クラブとは、俗にいう「永久指名制」のお店です。担当制に向いているのは、
- 縦社会が気にならない
- 縦社会のほうが働きやすい
- 長期的にホステスをやりたい
- 指名替えされると病んでしまう
- ホステスとして勉強したい
- 目先のお金より自己成長が目的
- チームで仕事をするほうが好き
などでしょうか。
新人のときは、どうしても報酬が上がりにくいこと、お姉さんホステスやママなどお客様以外のところにも人間関係が発生することが、担当制の大きなデメリットです。
その代わり、長期的に安定した売上を維持できるというメリットがあります。そこが気にならない人は、担当制クラブが向いてると言えますね。
指名制クラブに向いてるのは短期間で稼ぎたい人
指名制クラブとは俗にいう「キャバクラシステム」のようなイメージで考えていただくと良いと思います。指名制に向いているのは、
- 縦社会が苦手
- 短期で稼ぎたい
- マメな連絡が苦痛ではない
- 色恋が苦にならない
- 細かいことが気にならない
- お作法や社交、組織的な人間関係の勉強はしたくない
などでしょうか。指名制は基本的にマンツーマン接客なので、個の関係性が密になりやすくなります。
そのため、担当制クラブに比べればお客様も色目当ての方が増える点がデメリットですね。
ただ、新人でもがんばれば自客を掴んで報酬を上げていくことが可能です。
担当制クラブへ移籍することを前提に、顧客基盤を作る目的で最初のお店を指名制クラブにする子たちもいます。
まとめ(猛毒注意報)
- お店もホステスもピンキリ
- 何を売るか?で向き不向きは変わる
- どこで働くか?で向き不向きは変わる
一言で「銀座ホステス」といっても本当にさまざまで、どういう性格が向いてるかはお店によって大きく変わります。
最後にひとつ、私個人から、厳しい目で言えば。

ホステスという職業は事業主なので、誰も何もしてくれませんし、決して堅気の仕事ではありません。
きらびやかに見えるのは、きらびやかに見せるのがホステスの仕事だから。それだけです。
光の裏には同じ強さの闇があることも、その闇に躓いてしまったらすべてが自己責任として降りかかってくることも、知っておかなくてはいけません。
それが、自分を守る唯一の術です。
売れっ子ホステスたちのメンタルが強いのは、『私を守れるのは私だけ』と腹を括って、苦しみながら、自分と向き合って、強くなったから。
ホステスとして稼ぎたい・人より秀でたいということが目的であるなら、そこに腹を括れる人がもっとも向いていると思います。
ホステスの心得