お客様から「恋人いるの?」と聞かれたらなんて答える?
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
玲那さんは、お客様から「恋人がいるの?」と聞かれたら、なんて答えるのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。ホステスをしていると、お客様から「彼氏(恋人)はいるの?」と聞かれることが多いですよね。
何度も聞かれて、めんどくさい気持ちになるホステスさんもいると思います。
でも、「めんどくさい」と感じているホステスさんの中には、『どう答えるのが正解なのか?』といった正誤で考える方が多い印象ですね。
慣れないホステスさんだと「色恋目的だ!」と勘違いして、反射的にかまえてしまうでしょう。思い込みが激しいと、負の連鎖にハマってしまいます。
では、売れるホステスは、どうしているのでしょうか。
売れるホステスは、物事をフラットに考えて、自分の中に複数の答えを用意し、丁寧に応じながら売上につなげていきます。その答えの一部をご紹介しますね。
この記事の目次
「彼氏いるの?」への答えは複数用意しておく
答えは1つ2つではなく、30パターンくらい持っておくといいです。大抵のホステスは、
といった答えに終始しますよね。大勢のホステスが答えるであろう回答では、あなたの存在は目立ちません。
大勢のホステスが答えるであろう回答にはお客様も免疫力がついています。つまり、お客様も飽き飽きしている。
会話を楽しんでいただきたいなら、もっと頭を使って会話をすることです。
「どう答えるか?」には、実際に恋人がいようといまいと、何ら関係ありませんので、彼氏の存在は一旦忘れましょう。
実際に彼氏がいるかいないかよりも、「自分という商品のブランディングに回答が適しているか?」のほうが圧倒的に重要です。
以下は、私の場合の回答例ですが、たとえば、
というように、
- 私の性格
- 私の外見
- 私のブランディングに沿ったセリフ
- 私のブランディングに適した声色
- 私のブランディングに適した表情仕草
など、場の雰囲気やお客様に合わせて、セリフをチョイスしていきます。
「彼氏いるの?」に対する選択肢がないと自分が困る
では、「なぜ答えが複数あるといいのか?」というと。答えが少ないと、あなた自身が対応に困るからです。
「YES」か「NO」かでしか答えられないと、その後の会話に詰まることになります。
答えの選択肢がないと、多種多様なお客様、さまざまな場の空気に対応できません。
「そもそも『YES』なんて、言うわけがない」と、お客様だって分かっています。つまり、あなたは試されているわけです。
選択肢がないからどう答えて良いかわからず困る
回答に困るホステスは、大抵「YES」か「NO」しか答えを持ってない状態です。
しかも、会話が受け身だから『聞かれたことに答えること』しか考えてないのがデフォルト。
多くのホステスは、答えればお客様が何か『会話が進むようなこと』を言ってくれる前提で会話をしています。
主導権をお客様に渡し切ってしまって、クローズドの会話しかできません。「自分が何を言うと、会話がどう展開するか?」を、何も考えていないのです。
だから、いろんな意味で困る羽目になるのですね。たとえば、
- 「YES」と言えないことだけは何となく分かっている→困る
- 「NO」と言って会話が止まる→困る
- 「NO」と言って口説かれる→困る
- 「NO」と言って「まあそう言うよな」と言われる→困る
- 「NO」と言って「つまんねーな」と言われる→困る
といった具合に、いろんなことで困る場面が多いのではないでしょうか。
こういった『困る場面』を増やさないためにも、慣れないうちは、「NO」のバリエーションを増やすのがおすすめです。
慣れてきたら、「曖昧」のバリエーションを増やすことにチャレンジしましょう。
一番理想的なのは、『彼氏がいるのかいないのか、結局のところ何も分からない』にたどり着くことです。いわゆる「想像にお任せします」ですね。
『彼氏がいる=生活感』になるので、謎めいた形で終わるのがベターですよ。
実際に「彼氏いるの?」と聞くお客様でシミュレーションする
そして、何より重要な点は、『どう答えるか』ではなく『どこに会話を持っていくか』で回答を決めることです。
これを常に念頭に置いて、普段からシミュレーションしておくと、心に余裕も持てるようになります。
今までに「彼氏いるの?」と実際に聞いてきたお客様の人柄や、場の空気を振り返ってみましょう。
- ノリの良いお客様だった
- 真顔で聞かれた
- 場の空気でその場にいる全員に聞いていた
- 「彼女になってくれる人を探してる」と言われた
いろんなケースがあったはずです。それをじっくり思い出して、『どう答えれば、どういう会話に持っていけたか?』をシミュレーションするのです。
と真顔で聞かれたときに「いません」と言えば、口説かれる率が高くなります。それよりも、同じように真顔で、
みたいに、相談スタイルに持ち込んだほうが無難。ノリが良くて、ノリで聞いてくる人なら、
みたいに、ノリで返してもかまわないことが多いので、真に受けず笑いに持っていくのが一番。
このように「どこに話を持っていくのか」を考えて回答を用意しておくと、自分自身が困ることが減っていきますよ。
まとめ
- 答えは複数用意しておく
- 慣れないうちは「いません」、慣れたら「曖昧にする」のバリエーションを増やす
- 会話の流れを踏まえて回答を決める
『どの回答を選択するか』は、『なぜお客様が今このタイミングでその質問をしたのか』によっても大きく変わります。
シミュレーションする場合は、「彼氏いるの?」と聞いてくるお客様の心理も、しっかり押さえておくことです。
『「彼氏いるの?」と聞かれたらNo.1ホステスはこう答える!』でお客様の心理に触れているので、よかったら読んでみてくださいね!
ホステスの心得