当たり障りのないことしか言えない・・・個性を磨くには?
こんにちは。ホステス専門アドバイザー秋好玲那です。→目次はこちら^^
クラブで働き出したばかりの30歳です。前はキャバクラで特に会話に困ることはなかったのですが、昨日お店のママに
「あなた、当たり障りのないことしか言わないわね、もっと個性を出して!」
と言われました。どうすれば個性が出るのかわかりません。何から始めればいいでしょうか。
毎日新聞読み、読書などはしていて、お客様から話題豊富だね、とは言われます。
ご質問ありがとうございます。
知識と話題は豊富だけどコメント力がないってことですよね。AC傾向が強いのかな?調和を図り同調を重んじるのでしょう。
思っていること、感じていることがあるはずなので、自分の考えをしっかり言語化できるようになることが第一歩ですね。
当たり障りのないことしか言えない理由1:勉強不足
当たり障りのないことしか言えない理由は、大きく分けて2つあります。ひとつは、圧倒的な勉強不足。
会話は2つの能力が必要で、そのうちのひとつが「記憶力」です。この場合の記憶力とは、
- お客様に関する情報量
- オールマイティな話題量
- 話しているテーマに対する知識量
などで、どれが欠けても会話は乏しくなり、無難なことしか言えなくなります。
でも、質問者様はきちんと新聞も読んでるし、読書もしている。何よりお客様から「話題豊富だ」と評価されていますよね。
ということは、これが原因ではない。
考えられるのは、もうひとつの原因です。分からない話題になるとコメントに困ってしまうホステスさんも、もうひとつのほうに原因があります。
当たり障りのないことしか言えない理由2:メンタル
もうひとつの原因は、メンタル。実は、コメント力の弱いホステスさんは、ほぼ全員、こちらが問題です。
先ほど挙げた「記憶力」の他に、会話には「思考力」が必須になります。思考力とは、
- どれくらい間を取ればいいか
- 何を言えば的確か
を判断するための思考(頭の回転)と、切り返しの速さ(直感)、察知分析力が研ぎ澄まされているかどうかです。
では、なぜここにメンタルが絡むのかと言うと。
たとえば、幼少期から意見を言うと親に怒られるという経験をしていると、自分の考えを言語化することをやめてしまいます。
言語化することをやめてしまうと、会話に関する思考力が停止し、直感が磨かれないのですね。
かつ、相手との関係性を深めるより、相手に嫌われないこと、不快感を露にされないことを優先します。
この結果、無難な答えしかできなくなってしまうのです。
もちろん本人は完全無意識ですが、大半のホステスさんは長年の思考が邪魔をして、会話が困難になっています。
「当たり障りのないコメント」を脱却する方法
これを脱却する第一歩としては、
- 言語化に長けた人間と多く接点を持つ
- 自分の頭や心にあることを言語化する機会を増やす
- 言語化したものを誰かにチェックしてもらう
- コメントの練習をする
- コメントしたものを誰かにチェックしてもらう
これを、延々と繰り返すことです。言語化したことを他人が理解できれば、言語化に成功しているということですね。
コメントのトレーニングでは、「何のためにコメントをするのか」という目的をしっかり持って行うこと。たとえば、
- 笑わせること
- 心開いてもらうこと
- 相手の価値観を変えること
など、様々な目的によって、コメント内容は大きく変わります。この『目的』をしっかり認識してトレーニングすると良いですね。
まとめ
- 知識量が足りない場合は勉強
- 知識量が足りている場合はメンタル
- 目的を持ってトレーニング!
ちなみに、Zoom勉強会では、この脱却法を徹底してトレーニングできる環境を用意しています。
日々取り組み、かつ私と多く絡むホステスさんは、1~2ヶ月で会話や文章の質が変わりました。
相槌しか打てなかった子がきちんとキャッチボールできるようになったり、今まで飲み込んでいた感情を言語化できるようになっています。
自分だけでなく、また私だけでもなく、いろんな人のコメントや言語化、表現が見れるのも参考になっているようです。
特に、スキルアップや学びは、コミュニティ力が加算されると、一気に加速します。
特にスキルアップや学びは、コミュニティ力が加算されると一気に加速しますので。
こういう環境を持って取り組むと、格段に上達しますよ。
ホステスの心得