中州の高級クラブホステスには何が必要?九州男児をもてなす心得

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
最近中洲の高級クラブで働き始めたアラサーです。大衆店の経験しかなく地位や名誉のあるお客様への接し方に悩んでいます。
粗相のないようにと思うと緊張して顔がこわばる事もあります。何から始めればいいのでしょうか。
ご質問ありがとうございます。この記事は中州で働くホステスさんのお悩みに対する回答ですが、
- 九州出身のお客様
- 九州から出張で来られたお客様
などの対応としても、参考にしていただけたらと思います。
西日本地域は、多少なりとも共通性があるので、自分のお客様に当てはめながら読んでみてくださいね。
この記事の目次
中州高級クラブホステスの基本
結論から言いますと、地域柄として、
- 男性を立てる
- 絶対に義理を欠かない
- 心理戦に長ける
ことが、他地域より求められます。でも、一番はあなたが一緒に楽しもうとする姿勢を持つことです。
地位や名誉のあるお客様への基本的な姿勢
自分自身が同じ地位や名誉を手にすることができなくても、その人たちの価値観や経験、考え方を知って、理解していくことが大事です。
理解できれば、どう接すればいいかの答えも自ずと見えてきます。
こういう方々はフットワークが軽くて判断が早く、物事を論理的に考えて動かしていくタイプの人が多いので、会話からもそういった面は垣間見えるでしょう。
『何を話そうか』と考える前に『何を言っているか』を理解する姿勢で会話に挑むと、少しずつ相手の価値観や考え方が見えてきます。
心持ちとしては、気に入られようとか嫌われないようにとかよりも、知的欲求や探究心を持って接するといいですね。
端々に教養高いフレーズも出てくるので、日々知的欲求を満たす勉強を重ね、営業活動や会話の中でそういう側面を見せていけるようにしましょう。

あなたの知らない世界をたくさん知っていて、人生経験も豊富で様々なご苦労をなさっている方々ですから、
『一緒に時間を過ごすことで、自分がその疑似体験をできるんだ!』
とワクワクした気持ちでいると、会話も弾みやすくなりますし、感謝の気持ちも自然と湧きます。
そうした素直さと謙虚な気持ち、新しいものへの好奇心などを歓迎してくれる方々です。
富裕層や実績ある人が集いそうな場所を経験する
単純な話ですが、そういう人たちが集う場所、たとえば高級ホテルのラウンジで毎日コーヒー飲みながら、
- 人間観察をして、その場で得たことを日常にどんどん落とし込んでいく
- その場所に相応しい自分をイメージして、相応しい身なりや所作を意識する
- 周りの人が何をしていて、どんな会話をしているかしっかり聴く
ということをやるだけでも、ただ漠然と日々を過ごすよりは変わります。
地位や名誉を築いていく人たちが何を考え、どういう思考で動いているか。ここにお金と時間を費やして、経験を知識と想像力と理解で埋めていきましょう。
そうすることで、マナーや教養を高める必要性を深く理解できるはずです。
コンサル生さんも、せめてこういったお客様が恥をかかないようにと日舞で所作を習ったり、一般教養を勉強し直したりしています。
- 人として
- 社会人として
- 女性として
- ホステスとして
この順番で、常識やマナーを身につけ、かつ幅広い教養を高めていくと良いですね。
中州高級クラブのホステスは何から始めたらいい?
上記に書いたことを踏まえて、「何から始めるか?」を2つに絞ります。
福岡は、全国区で見ても。ダントツに「心理戦」に長けてないとむずかしい地域です。
「心理戦に長ける」には、以下に記すことがデフォルトでできないとむずかしいし、ここが苦手だと、営業方法が分かってもうまくいかないことが増えます。
新地のホステスさんも、ここは共通点ですね。それを踏まえて、読んでみてくださいね。
お客様を研究分析する
心理戦は、スキルやノウハウ以前に、相手を知らないことにはできません。
大半の売れないホステスさんは、自分のことを考えすぎだし、自分に焦点を当てすぎて、相手のことをまったく見ていません。
そうではなく、お客様に目を向けて、お客様を研究しましょう。
- どんな話をしているのか
- どんなものを好むのか
- どんな考えに基づいて動いているのか
- どんなことを嫌うのか
これらすべて「なぜそうするのか」。
「なぜ」が分かると、対策が見えてくるし、勉強すべきポイントも明確になります。まずは、あらゆる面で「知る」ということにお金と時間を使ってください。
接客中も、「何を話そう」ではなくまずは「相手を知る」という目的を持って会話をしましょう。
非言語を読めるようトレーニングを!
福岡は未だ男尊女卑が色濃く残り、女性に対して「女はこうあるべき」という概念も強くある上、思っていることをストレートに言う風潮があります。
福岡市内や久留米辺りから出てくるお客様は比較的やさしい口調ですが、北九州や筑豊あたりから出てくるお客様は、まーーーーー口が悪いです。
いずれにしても「言っていること」に意識を取られすぎると、メンタル的につらくなるし、感情的になって冷静な判断ができなくなります。
また「1聞いて100を知れ」の地域なので、男性は、文句はストレートに言うくせにそれ以外のことは「言わなくても分かるだろ」的姿勢、が常。
つまり、「非言語を読み取れることが大前提のコミュニケーション」が大前提のため、ここができないとなかなかアウトです。
他地域なら非言語が読めるだけで売れるんだけど、福岡は「読めるのがあたりまえ」という場所なので、ここが一番のハードルです。
接客中は「言っていること」よりも「言わないこと」や「言葉以外の発信」に重きを置いて、それが何を示しているかを考えながら話しましょう。
まとめ
- 富裕層や実績ある人の価値観や思考を理解!
- お客様を研究分析!
- 非言語を読めるように!
隠しているわけでもないのに毎々驚かれますが、福岡は私の地元です。なので、福岡でホステス業をやるむずかしさも良さも、とーってもよく分かります!!
でも、あたたかい人がたくさんいる街です。
でも、あたたかい人がたくさんいる街です。そのあたたかさを実感できるように、まずはあなた自身が心を開いて、お客様との心の交流を楽しんでください。
心理戦に強くなると。銀座でも活躍できるし、他の仕事でも活かせますよ。同郷として応援してます!
営業や研究分析の視点についてはこちらを参考にしてね^^


ホステスの心得