「一度はナンバーワンになってみたい」というホステスさんに知ってほしい3つの事実
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
せっかくホステスになったのだから、一度はナンバーワンになってみたい。
「ナンバーワンになりたい!」でもなく、「売れっ子になりたい!」でもなく、「絶対に稼ぎたい!」でもなく、
「一度はナンバーワンになってみたい」
ナンバーワンという言葉じゃなくても「一度でいいから稼いでみたい」でも同じです。
あなたも、そんなふうにかんがえているのではないでしょうか。もし当てはまるなら、まず、こちらの記事を読んでみてください。
上記は、抽象的なノウハウ記事です。つまり、コンサル的視点。この重要性を理解できるかどうか。これが、最初の分かれ道になります。
実際にできるかどうかはさておき、まず重要性を理解できるか、です。「理解すらできない」というようでは、お話になりません。
上記を踏まえ、今回は視点を変えて、心理学的視点からお伝えします。
「一度はナンバーワンになってみたい」程度ではなれません。
のっけから厳しい意見で恐縮ですが、事実なので、正直に書きます。「一度はナンバーワンになってみたい」程度では、ナンバーワンにはなれません。
これでナンバーワンになれる人は、元々の素地がある人だけです。達成できるのは10%程度、90%の人が志半ばで挫折します。
なぜなら、この言葉の深層心理には、『ナンバーワン=私には別世界の出来事』という思考があるからです。
一見すれば、非常に前向きで、がんばりそうな印象を持つ言葉です。が、別世界のものと捉えている時点で、その目標は達成できません。
つらいこと、苦しいことに遭遇した途端、「やっぱり私には無理だなあ」と感じてしまい、行動できなくなってしまいます。
「なってみたい」=絵に描いた餅。
絵に描いた餅は、どんなにがんばっても手に入りません。
実際の餅を食べている自分を想像して、「食べたい!!」と心から思えたときに、人は初めて具体的行動を取るのです。
ナンバーワンへの「憧れ」という言葉の裏にある深層心理
ナンバーワンというポジションにしろ、ナンバーワンの経済力にしろ、実在のナンバーワンホステスにしろ、憧れを抱く人もいるでしょう。
私もそうなりたい、あんな人に憧れる、と。でも残念ながら「憧れ」にしてしまった時点で、その夢は叶いません。
「憧れ」という心理は、自己肯定感の低さを示します。つまり、憧れた時点で優劣や上下関係をつけているので、自分が常に下に位置づけられるわけです。
この心理が及ぼす影響としては、憧れの対象と自分を常に比較して、自己否定や自己批判を繰り返すという行動が増えていきます。
当然、気持ちとは裏腹に、行動量がガンガン落ちます。
憧れ=自分のほうが価値が低い。そんなことはありません。
ナンバーワンのあなたも素晴らしいですが、ナンバーワンでないあなたも素晴らしい。あなたの結果と、あなたの存在価値は、イコールではありません。
「ナンバーワンになってみたい」に隠れた強い依存心
「ナンバーワンになってみたい」と言うホステスのほとんどは、「自分の力でナンバーワンになる」という前提がありません。
『だれかが私をナンバーワンにしてくれる』が大前提です。
心理としては、「そこまで努力はしたくないし、責任も負いたくないけど、そのポジションにだけは就いてみたい」くらいです。
まあ、なれませんよね、それではね。
こういうホステスがこの思考のまま、うっかりナンバーワンになると、それはそれは不幸ですよ。
しんどいだけで達成感もゼロだし、お金も散財することになります。一番の弊害は、身近な人との人間関係がどんどん悪化することです。
まとめ
- 「なってみたい」=絵に描いた餅
- 憧れ=自分のほうが価値が低い
- 依存心で勝ち取ると不幸になる
本当にこの結果を出したいなら、「ナンバーワンになってどうしたいのか」を考えたほうがいいです。
つまり、ナンバーワンというポジションを通過点や手段にすれば、叶いやすい。
お店を出したい。将来起業したい。いい男と結婚したい。クソ客の相手をしない環境がほしい。私自身でいうと、人生を変えたい。
こういう考え方のほうが、やるべきことも具体化して行動しやすく、かつ心折れにくいのですね。
ちなみに、ナンバーワンの先に置く目標は、比較的抽象度が高くても大丈夫です。大事なことは、その先に置く目標が本心であること。
ウソついたり、キレイゴトにすると、その目標そのものが絵空事になります。
ホステスの心得