目標をこなせない私はダメ人間?

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
やる気もあって、やるぞ!と思って目標を立てるのに、なぜかいつもそれがこなせず落ち込みます。そんなにむずかしいことじゃないのに、です。
どうしてこんなにできないんだろう・・・私は本当に根性のないダメな人間だな・・・と自分に嫌気がさします。
玲那さんは私より忙しいはずですが、どのようにしているのですか?
ご質問ありがとうございます。こうやって「こなせている人」のやり方を学ぼうとすることを「巨人の肩に乗る」と言います。素晴らしいですよね。

間違っても「できません。どうしたらできますか」という質問はしないようにしましょうね。答えをもらおうとするのは依存です。
今回は「やる気はあるのに目標をこなせない」という点について解説します。
「やる気」では行動できないと証明されている事実
さて、やり方をお伝えする前にひとつ、おもしろい研究結果をお話しします。2007年にイギリスで行われた研究では、
52%の人が「目標を達成できる」と自信があったにも関わらず、実際に達成できたのはたったの12%
だったそうです。また別の研究では、60%もの人が達成できなかったとか。つまり、大半の人は目標を達成できないということです。
大変興味深い結果ですし、達成できないと落ち込む必要性もない、と分かりますよね。だって、大半の人は達成できないんですから。
なぜそういう結果になるのか?という答えは、心理学上証明されています。答えは、「やる気」に頼っているからです。日本の精神論、脆くも崩れたり。
気分に頼って行動すると続かない事実
やる気なんて、ぶっちゃけ、気分です。気分なんて、雨が降っただけで変わるし、気圧の変化でも鬱々とします。
そんなものに頼っていると、カンタンなことすらこなせないのです。分かりますか?
達成できないのはあなたに根性がないからでもないし、あなたがダメ人間だからでもなく、「やる気」に頼って行動をしているから。これだけです。
私自身、どちらかといえば人並み以上の根性の持ち主だと自負しています。
それでもやる気が出ない日もありますし、朝はやる気満々だったにも関わらず、たった一瞬の不愉快な出来事でやる気が木端微塵になることも。
でも、左右されずに済んでいるのは、「やる気」や「気合い」などといった、気分に頼っているわけではないからです。
「やる気」に頼っている人って、目標達成はカンタン、という前提の思考ですよね。
「やる気」に頼らない人は、目標達成は困難、という前提の思考なんですよ。ここは結構大きなポイントです。
だって、世の中にはたくさんの誘惑と「やらない言い訳になる要素」が山ほど溢れてますからね。
「やる気」に頼る人々の歪んだ思考パターン
ここで「やる気があっても行動できない」と言う人は必ず、「私はどうしたらいいのか(やり方)」を尋ねるのですが、本末転倒ですよね。
やる気があっても行動できてないことを、どうやって方法論で解決するのか?新しいやり方を取り入れたところで、結局また行動できずに悩むのでは?
これって、言い換えれば、勉強したこともない子どもが受験に落ちて、また勉強せずに「どうしたら受かるか」と悩んでるのと変わらないですよね。
仮にカンニングで受かったところで、授業についていけるわけないですよね。そうすると、赤点まみれで落ちこぼれるので、劣等感が増して余計に歪みます。
そうやって自主的に認知の歪みを強化して、日々過ごしていることを蔑ろにしたまま「やり方」だけ必死に学んだとしても、一層歪みが増すだけなのでやめましょう。
あなたが今やるべきことは、自分自身の歪みと向き合うことです。
まとめ
- 「やる気」では目標はこなせない
- 「やる気」に頼ると続けられない
- 「やり方」の前に歪み改善が優先
ここ、とても重要です。ですので、やり方を知る前に、何十回でも読んで、「できない私が悪い」という思考を書き換えてくださいね。
でないと、やり方を教えても結局落ち込んでしまいますので。ナンでしたらプリントアウトして、壁に貼ってください。それくらい重要です。
ここを疎かにすると、お金を出したコンサルさえも心折れて続かないか、タスク化して効果激減になりますので。
目標をこなせてもこなせなくても、あなたは十分素晴らしい。歪みがあってもなくても、あなたは十分素晴らしい。
ただ「得たい結果」の邪魔になる思考は手放したほうがいい。それだけのことです。あなたの価値は何ら変わりません。

ホステスの心得