ホステスの会話のコツは「質問力」を高めること

こんにちは。ホステス専門アドバイザー
秋好玲那です。→目次はこちら^^
目次
会話がクソになるのは質問力が低いから
会話下手なホステスさんは「共通の話題がないから盛り上がらない」と思い込んでいますが、大きな間違いです。
多様な価値観が入り混じる場所で共通の話題なんて、そうそうありません。
会話がクソになる最大の理由は、あなたの『質問力』が低いからです。
「聞き上手は話し上手」を勘違いしているホステス多数
「聞き上手は話し上手」とよく言いますが、これを勘違いしているホステスさんが大勢います。
相手のお話を遮らず「フンフン」「へー!」「そうなんだ!」と相槌を打ちながら聞いている
↓
聞き上手
と思っていませんか?それは「相槌上手」です^^;
これはこれで、とっても重要なことなんですよ。
相槌のタイミングが悪かったり、気のない相槌を打つと、話しづらくなってしまいますからね。
ただ、ホステスが「相槌上手」で終わるわけにはいかないのです。
ほとんどのホステスは質問をしない!
実は、ほとんどのホステスは会話上でお客様に質問をしません。
こう言うと「え?してますけど?」となると思います、確かに語弊があります。
ここで言う質問とは、あなたが想定している「趣味は?」とか「何が好き?」とかいうことではなく、
会話を深めるための質問
これをほとんどのホステスはしない、ということ。
大半の会話は「へー」とか「ふーん」とか「すごいですねー」とか「そうなんですねー」とかいう場つなぎの相槌で流れてしまい、そのホステスが話しやすいポイントにズレていきます。
【超基本】ホステスに必要な「質問力」とは
質問力とは「分からないことを問いただす力」。
学校と違って必ずしも答え(正解)は1つではないので、自分が得たい回答を引き出すためには自分が質問力を磨かなくてはならないのです。
売れないホステスさんはこれが分からず、的確に答えてくれない相手が悪いと人のせいにしますが、違います。
あなた自身が『ほしい答えを得られるよう質問を工夫しないから』です。
この項目では、質問の基盤となる超基本の2パターンを見てみましょう。
クローズド・クエスチョン
クローズド・クエスチョンとは「Yes/No」で答えられる、またはすぐ回答できる質問のことで、
- 結婚してるの?
- 仕事帰り?
- 食べ物何が好き?
などがこれに当てはまり、基本的には場を温めたり話を展開させたりする場合に使います。
会話下手なホステスさんの質問はクローズド・クエスチョンが多い上、恐ろしいことに、
質問を投げれば、あとは相槌を打って共感を示すだけで勝手に相手がしゃべってくれる
と思い込んでいるので、自分の質問に違和感も抱くことすらなく『勝手にしゃべってくれない相手』と遭遇すると見当違いな方向へ暴走します。
クローズド・クエスチョンばかり使って話すホステスは考える力が著しく低下しているため、仕事にも人間関係にも大きな支障をきたします。
オープン・クエスチョン
オープン・クエスチョンとは幅広い回答ができる、または人によって異なる回答を引き出せる質問のことで、
- どうしてそう思ったの?
- なぜそうしたいの?
- どこが好きなの?
などが当てはまり、これを使うことで、相手や会話の内容などの理解度が深まります。
売れっ子ホステスはオープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョンを場に応じて使い分けながら、会話をコントロールしているわけです。
また、プロフィール的なことを聞かれて自分を知ってもらうよりも、なぜそう思うのかなどの自分の価値観に興味を持ってもらうほうが人は喜びます。
あなただって「稼ぎたい!」を知ってもらっただけの状態より、なぜ稼ぎたいのか、どう稼ぎたいのかに興味を持って理解を示してもらうほうが嬉しいでしょ?
今日からできる質問力を高める方法
「質問力を高める」ということは、得たい答えを得られるよう問いただす力をつけるということです。
質問力とは、ホステスにとっては『お客様が話したいことを引き出すための力』となります。
もちろんクローズド・クエスチョンと合わせて使いこなすことが理想ですが、まずはオープン・クエスチョンを意識して会話をすることから始めましょう。
質問力を高めることでホステスが得られるメリット
上手にお話を引き出せるようになると、
- 自分自身の知識や教養、価値観が広がる
- 相手に好印象を与え、人間関係がよくなる
会話にはコミュニケーションと問題解決の2パターンがありますが、お客様との会話は「コミュニケーション」を目的に行われます。
コミュニケーションを目的とするならば、クローズよりオープンな質問を増やしたほうが圧倒的にお互いの理解や関係性は深まります。
人は自分に興味を持ってくれる人を好きになる傾向を持っているので、人間関係が良くなるのは当然の流れですよね。
つまり、あなたが売れっ子ホステスになるためには、質問力は欠かせないのです。
質問力を高めるために今すぐできること
とはいえ、短絡的に質問ばかりしていれば、不快感を与えたり尋問のようになってしまったりします。
そこで、実践に入る前に、まずは感じてみましょう。
あなたの周りで『なぜかこの人にはいろいろ話してしまうな』と思う人、または『なぜかこの人がいるとお客様がよくしゃべるな』という人を思い浮かべてみてください。
その人とあなたを比べて、何が違うのか、その人はどんな質問をしているか、書き出してみましょう。
定期的に見直して、すぐ実践できることをどんどん真似て、日常に取り入れてください。
最初はできなくてあたりまえなので、心折れず手応えを実感できるまで、ひたすらやりましょう。
まとめ
というわけで、本日のまとめ。
- 会話下手は質問下手
- 質問力=お客様が話したいことを引き出すための力
- 身近にいる質問上手さんを研究して真似る
実践とメモを継続しながら、ときどき方向性が間違っていないか振り返って確認し、ズレているところを修正することも大事ですね。
手応えを実感できた後からが、自分のスキルとして身についていく段階です。
ひとつのことを無意識レベルで習慣化するには、最低でも毎日やって3週間かかると言われています。
地味だけど続ければ、お客様の反応が変わってくるはずですよ。
よかったらこちらも参考にどうぞ^^

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