「何を大切にしたいか」で売り方やターゲットが大きく変わる
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
本日は、ターゲティングについて。ターゲティングとは、
どのセグメントをターゲットマーケットにするか、ディサイドすること
意識高い系をマネして、無理やりカタカナで書いてみました。ぜんっぜんわからん。日本語で書くと、
どの顧客層を標的市場にするかを決めること
わかりやすい。要するに、
- 40代
- 男性
- 管理職
- 関東在住
など、「商品やサービスを買ってくれそうな人」をざっくりと決めることを、マーケティング用語で『ターゲティング』と言います。
ホステスは、営業職にもかかわらず、マーケティング知識がほぼゼロに等しいですよね。
なので、「ターゲティングしてください」と言うと、どうしても『理想のお客様』を作り上げてしまいがち。
という人をターゲティングして、自分で「こんな人、いるの?」と疑問に思うホステスさんもしばしば・・・。
そこで、これを機に、一緒にターゲティングしていきましょう。一番カンタンな方法は、現在の顧客層から洗い出すことです。
全顧客をランク分けしたリストを基にターゲティング
リストを作成すると、漠然としていたものが明確に見えてくることがあります(リストのつくり方自体がわからない方は、こちらを参考にしてください)。
たとえば、Aランクをつけている人たちを見てみてください。
- 太い金額を使ってくれる人が多い
- 金額はそこまで太くないが来店頻度の高い人が多い
- 人を連れて来てくれる人が多い
- 接待客が多い
など、傾向が見えてくるはずです。
日常では、お店から急き立てられたり、一緒に働くホステスの目を気にしたりで、目につきやすい数字に囚われやすい。その最たるものが、売上ですよね。
たしかに、売上は重要です。ただ、「あなたが何を大切にしたいのか?」をしっかり理解しておくことも、売上を作る上で絶対に欠かせないこと。
なぜなら、そこでターゲット層が決まってしまうからです。
「何を大切にしたいか?」を真剣に考えてターゲットを決める
あなたがホステスとして結果を出す上で、あなたは何を大切にしたいでしょうか。Aランク客を見て、真剣に考えてみてください。たとえば、
- 太い金額=高単価&効率重視
- 高頻度の来店=人間関係構築
- 人を連れてくる=人間関係構築のサポート
- 接待客=ビジネスのサポート
などですね。これによって、あなたの営業方針も商品作りも、勉強の仕方までもガラリと変わります。
極論な話、高単価&効率重視であれば、私のサイトを読んでも、あまり意味がありません。なぜなら、私のサイトは、
- お客様との人間関係構築
- お客様の人間関係構築のサポート
- お客様のビジネスのサポート
- お客様の人生のサポート
を軸としているので、結果を出すには、ある程度の時間がかかります。
顧客数は多く持てるので、安定した売上を維持しつつ上げていくことはできますが、効率よく高単価はむずかしいです。
高単価&効率重視を望むなら、色恋枕をしたほうが早いので、色恋枕を発信しているサイトを読んだり、色恋枕を教えてくれるコンサルを見つけたほうがいい。
というように、『自分が大切にしたいもの/現実のギャップ』が、売れないホステスには生じているのです。
このギャップに気付かずにいると、ターゲットも変わってしまい、何をしたらいいか分からなくなるのですよね。
現役時代の私が大切にしていたもの&ターゲット
私が現役時代に大切にしていたものは、お客様と心の交流をすること。
心の交流(心通うお付き合い)を大切にしたいということは、思いやりがあって、人の痛みがわかるお客様がターゲットになります。メリットは、
- 来店や同伴の頻度が上がる
- 良客が増える
- 良客を連れて来てくれる
- 色恋一切不要
- マメ営一切不要
- アフター一切不要
- お酒を飲めなくてもOK
- 席にいなくてもOK
- 売上を落とさずに上げていける
- 引退後も関係を継続できる
- 「人対人」として付き合える
デメリットは、
- 1回の来店で高額を使わせることは不可能
- お店以外での雑務が増える
- お店以外での接点が増える
- 意識しないと休みがない状態になる
- 本質(内面)を問われる
- オールマイティな努力必須
- アナログ的営業が必須
などでしょうか。
実際、現役時代はとても忙しかったし、肉体的にも大変な時期はありましたが、ターゲットがしっかりしていたおかげで、ストレスはありませんでした。
一晩で数百万円を使ってわがまま放題言われるくらいなら、素飲みでも毎日顔を出してくれるほうが嬉しかったし、あたたかいお客様に囲まれて幸せでした。
あなたは、何を大切にしたいですか?
お金ですか?
気持ちですか?
それとも、ほかのものですか?
なんでもいいので、ホステスをやっていく上で「これを大切にしたい」という軸をつくってみてください。
そうすることで、ターゲティングがしやすくなります。もちろん、いまいるお客様の中で、一番好きな人を選んでもいいでしょう。
ひとつでもバシッと方針が決まれば、営業の仕方や勉強の方向性が決まります。ぜひ、考えてみてくださいね。
ホステスの心得